「深い睡眠」が成長ホルモンのゴールデンタイム!
睡眠時にとくに多く分泌されるのが「成長ホルモン」です。このホルモン物質が、最も多く分泌される「ゴールデンタイム」があります。
睡眠には眠りの浅いレム睡眠と、眠りの深いノンレム睡眠の時間帯がありますが、「成長ホルモン」は、ノンレム睡眠(深い眠り)時に多く分泌されます。
「寝入って最初の深い眠り」が重要!
では、ノンレム睡眠はどの時間帯にやってくるのでしょうか?
レム睡眠は最初は5分、二回目は10分というように、しだいに長くなっていきます。
レム睡眠とノンレム睡眠は、だいたい1時間半づつ交互にやってきます。
そして「成長ホルモン」は、寝入りから2回目までのノンレム睡眠時に、もっとも多く分泌されます。
ということは、寝入りから3時間が「成長ホルモン」が最も多く分泌される、「ゴールデンタイム」となるのです。
しかも、最初にやってくるノンレム睡眠がいちばん深い眠りの状態とされ、このときの「成長ホルモン」の分泌がもっとも重要になってきます。
「成長ホルモン」が分泌されることによって、細胞の再生や脳の成長が促進されます。
寝つきを良くすることが、若さの秘訣
レム睡眠とノンレム睡眠はだいたい90分ワンセットですので、いつまでも健康で若々しさを保つためには、寝つきをよくして、最初のノンレム睡眠をしっかりとることと、
睡眠時間を、おおよそ90分の倍数とることが大切になってきます。
よく午後10時〜午前2時が肌にいい「ゴールデンタイム」と言われ、その時間に睡眠をとるのが良いとされていますが、時間帯にこだわるよりも、寝入り3時間に睡眠の質を上げることが、成長ホルモンの分泌を盛んにするポイントとなるということになります。
成長ホルモンが、あらゆる健康の糧に
「成長ホルモン」は肌の再生だけではなく、骨や筋肉、内臓・脳などの、あらゆる部分の代謝を促したり、機能を修復したりする働きをしています。
体全体の修復には、だいたい6時間半〜7時間かかると言われています。ですので、朝起きる時間から逆算して、睡眠の準備に入ることが理想ですね。
現代人の生活では夜22時に就寝するのは、なかなか難しいと思いますが、せめて午前0時までには眠りつくことを目標としたいですね。
そして、スムーズに深い眠りに入れるよう、就寝前はリラックスした状態で、質のいい睡眠がとれるよう普段から習慣づけたいものです。
そうすることで、美肌を保ち、朝もスッキリと気分よく目覚められるのではないでしょうか。