夜型から朝型へ、生活リズムを改善!今の生活を変えたいなら..
毎晩遅くまで起きていて、夜になると活動的になる典型的な「夜型」タイプの方。「朝型」にしようと努力したけど無理だった。と諦めている人も多いのではないでしょうか?
長年、体に染みついた夜型生活は、そう簡単に治せるものではありません。今の生活をガラッと変えたいと考えると、人は特別なことを実行した方がよいと思いがちです。
じつは、その考え方が「夜型」から「朝型」に改善できない理由です。
夜型習慣を変えるために「やること」と「やめること」
「今週から朝型に!」と決めて、休日の朝に一度は目覚めたけど、いつの間にか2度寝してしまい、結局昼前まで眠ってしまっていた。こういう残念な経験をしている人も少なくないでしょう。
慢性的な生活習慣を、いきなりガラッと改善するには、相当なエネルギーが必要です。
生活習慣を変えるには、「習慣化」させることが重要です。やっていることに気がつかないほど、日常生活に染み込んでいくようにしなければなりません。
そのためには、いきなり難しいことに挑戦しようとせずに、できることから始めることです。
まずは、変えようと思っていることの中から、自分にとって「当然できること」を見つけます。そして、そのために「やること」と「やめること」を決めるのです。
例えば、「休日も平日と同じ時間に起床する」と目標を立てるとします。
- 「やること」は、週末早く寝る、目覚ましを増やす。
- 「やめること」は、週末の残業を減らす、飲み会に参加しない。
具体的にシュミレーションしてみることが大事です。
最初は地味な変化が、やがては劇的な変化となるはずです。
夕食の食べ方で「生体リズム」を変えられる
夜型の不規則になりがちな生活を変えるには、「生体リズム(体内時計)」を整えることも大切です。そこで、食事で生体リズムを整える方法を紹介しましょう。
食事では、何を食べるかということを重要視しがちですが、生体リズムを整えるには、「いつ」「どのぐらい食べるか」がポイントとなります。
生体リズムは、光を感知したとき以外にも、絶食後にとった食事からスタートする性質があります。つまり、食事と食事の期間が長ければ長いほど、その後の食事によって生体リズムが整いやすくなるのです。
夜型の人に多く見られるパターンとして、朝食は摂っても、昼間は仕事などで忙しくて食事ができずに、夕方ようやく軽くお菓子などをつまみながら残業するというパターンです。
このような場合、朝から夕方までの絶食期間が長くなるので、夜型の生活になりやすくなるのです。
朝型の人の、食事の摂り方
朝型に変えようと思ったら、夕食から朝までの絶食期間を長くする必要があります。
例えば、いつも21時頃に食事をする人は、夕食の時間を早めの18時頃にとるようにします。その後、次の日の朝までは、食べ物を口にしません。
そうすると、夕食から朝食までの絶食期間が長くなるので、朝型の生体リズムに変わりやすくなります。
毎日が無理でも、休日などできる日からでも変えていき、徐々に生活に取り入れていくと、慢性的な夜型生活から脱却できるはずです。