ストレスはないのに体調が悪い?その原因は夜更かしかも
特にこれといったストレスもないはずなのに、体調が悪いという人がいます。
例えば、熱っぽい、だるい、疲れやすい、気分が悪い。。というように、様々な症状です。病院に行くほどではないにしても、原因が分からなければ、心配になります。
その原因は、もしかすると「夜更かし」が原因になっているかもしれません。
夜更かしが続くと、病気を引き起こす原因になる?
- 思い当たるストレスはないのに、最近体調が悪い。
- 働き過ぎというわけでもないのに、風邪ばかりひくようになった。
- 原因の分からない体の不調を感じる。
このような症状の原因に「夜更かし」が考えられる場合があります。
夜は副交感神経が優位になる時間帯です。それなのに夜中の1時~2時まで起きていると、副交感神経に切り替わるスイッチがうまく働かず、交感神経が優位のままになるのです。
そうなると、精神的には一日中緊張した状態が続くことになり、脈が速く、血圧や血糖値も上昇します。
気分が興奮した状態のまま過ごすことになりますから、このような状態が毎晩続けば、この状態が固定してしまい、高血圧や糖尿病、不眠症などを引き起こす原因にさえなります。
睡眠時も交感神経が優位のままでは、体が休息できません。心臓や血管にも負担がかかることになります。これは、不整脈や狭心症、心筋梗塞、クモ膜下出血の発症にもつながるのです。
体調が悪いのは「夜更かし」が原因だった?
夜遅くまで起きていると、明け方に目覚めた時は、副交感神経が優位のままという状態になります。
規則正しい睡眠リズムの場合は、眠りについている時にはリラックスした状態の副交感神経が優位になります。そして、朝の目覚めとともに「活動モード」に入る交感神経に切り替わります。
それが、明け方に寝る夜更かしな習慣が続くと、自立神経の切り替えがうまく働かなくなります。そのため、目覚めた時には、まだ副交感神経が優位な状態で、頭もぼんやりとして活動モードにスイッチが入らないのです。
起きても頭がボーッとしたまま目覚めが悪いため、寝起きに冷たいものを飲んだり、甘味の強いものを食べて、無理に覚醒しようとする人もいます。
これは、極端な刺激で自律神経のバランスをとろうとする行為です。
不自然に交感神経と副交感神経の切り替えが行われると、血流障害や低体温を招くことにもなりかねません。それだけではなく、低体温や低血糖が続くことで、付随する様々な病気を引き起こす原因にも繋がるのです。
このように「夜更かし」が続くことで、自律神経のバランスが崩れ、寝起きの気怠さや、体調不良が起こるのです。
朝起きても、いつも体調が悪いという人は、まずは夜更かしを見直して睡眠のリズムを改善することが大切です。