不眠症の根本改善には時間が必要 – どれくらいの期間?
不眠症の根本治療には時間がかかります。
「とりあえず今すぐ眠れればそれでいい」というのなら、大して時間はかかりません。今では、病院に行けば簡単に睡眠薬を処方してもらえます。
1軒目の病院で万が一断られたとしても、内科、または心療内科のクリニックを2〜3軒回れば、ほとんど確実に睡眠薬が手に入ります。
寝つきが悪くて夜何回も目が覚めて、睡眠障害だって睡眠薬まで処方されたけど、ただ枕が合ってなかっただけだった。すぐ薬処方する医者怖い。
— mina (@may6512) 2015, 4月 16
私は睡眠薬なんて処方される必要なんて本当はなかったのに、医者はすぐに出す。「眠れないことがある」って言えば。ホントに処方するべきかどうか、大して確認してなかったなー。 #Eテレ — 奈良漬けにんげん(東北応援) (@remochan2761) 2014, 8月 16
とにかく、今すぐどんな手を使っても眠りたいと考えているのなら、睡眠薬(睡眠導入剤)は手っ取り早いのです。
ただし、私が以前からブログで書いているように、睡眠薬はあくまでも対処療法です。これは、根本的な治療・改善とは全く異なります。睡眠薬を服用している間だけ、眠れるようになるということです。
また、手軽に眠れてしまうだけに、依存性や離脱症状など、様々な問題もあります。あなた自身でしっかりとこの点を調べ、理解してから服用するべきです。医師の話だけを鵜呑みにしていてはいけません。
不眠症の根本改善は時間がかかる
なぜ多くの人が、不眠症を根本的に治せないでいるのだと思いますか?
その答えは、根本的な不眠治療は、時間と根気が必要な作業だからです。更に、生活習慣を変えたり、いろいろな事を我慢する必要も出てきます。
簡単に説明するとしたら、不眠治療は生活習慣を規則正しくして、ストレスを溜めないようにし、毎日運動もします。
早起きをして、眠くても昼寝は30分以内で終わらせなければいけません。午後からカフェインの摂取は完全に避け、夜のお誘いは断り、早めに帰宅して、テレビやパソコンのスイッチを切ってリラックスします。
食事のバランスに気をつけ、食べ過ぎを避けます。もちろん、就寝前のお酒も我慢です。
起床と就寝の時間などは毎日メモをとり、改善すべき生活習慣を改めていきます。。
まだまだありますが、これらの規則正しい生活習慣を徹底する必要があります。
如何でしょうか?生活習慣に伴う不眠症の根本改善は、時間がかかるのです。ストレスを溜めないように、普段の考え方まで変える必要があります。
しかし、こうした方法を毎日確実に実践していれば、不眠症に悩む事は2度となくなります。体の調子は「睡眠の質」以外でも健康な状態を維持できるようになるでしょう。
ストレスも感じにくくなり、日が経つにつれて状況は好転していきます。本当の健康とはどういうものなのかが心底理解でき、毎日を充実して過ごせるようになります。
時間をかけてでも取り組む価値がある
睡眠薬は、使用頻度が増えるほどリスクが増えていきます。まず、依存性のリスク。次に離脱症状と呼ばれる、より危険性の高いリスクがあります。そして、思考や感情が不安定になるリスクです。
つまり、睡眠薬を使うほど、あなたはより不健康になっていくとも考えられます。
それに比べれば、先ほど述べた「睡眠薬を用いない不眠の根本治療」は、時間が経つほど健康になっていきます。最初は効果を実感しにくいですが、ある時点から逆転の状態が起こるのです。
本当の健康とは、薬に頼りきりになることではないはずです。
充実して、活き活きとした生活は、内側から健康であることに他なりません。根本的な健康を手に入れる活動は、時間をかけてでも取り組む価値があります。