マイスリー(ゾルピデム)の通販は違法?逮捕の可能性も

これだけ大量に、インターネットで個人輸入のサイトが乱立しているのを見ると、それ自体が悪いことであるという認識は薄れてしまいます。

「購入者の声」や「体験記」などのブログも沢山あり、どれも信憑性が高そうに見えてしまい、気がつくと個人輸入代行業者のホームページへと進んでいることもあります。

もちろん、体験記などのブログも宣伝用に作られたものですから、安全性についてはほとんど全く、なんの確証も得られません。
そうした情報を信じてしまい、気がついた時には違法な個人輸入の薬を購入していた、ということがあるのです。

マイスリー(ゾルピデム)の通販は違法?

マイスリーの通販

マイスリーは、比較的安全性の高い睡眠薬(睡眠導入剤)ですが、中枢神経に作用するため、依存性や気分の高揚感がとても強い薬です。
そのため、大枠では麻薬と同等の分類、向精神薬の薬に入っています。

個人輸入のサイトを一通り調べてみましたが、もちろん日本で製造されているマイスリーが販売されていることはありません。
というよりも、マイスリーがインターネットで販売されていたら、間違いなく犯罪です。そんなことはないはずですが..

しかし、マイスリーと同等の効果を持つ成分の薬は、個人輸入の薬として販売されていることはあります。
例えば、最近よくインターネットで見かけるのが、睡眠薬(睡眠導入剤)である、アモバンルネスタと同じ成分の薬です。これ以外にも、デパスと同等の薬が販売されていたりと、インターネットの世界はほとんどが無法地帯です。

上に記載した睡眠薬は、ベンゾジアゼピン系非ベンゾジアゼピン系と呼ばれる部類の薬で、マイスリーと同様に習慣性がある薬として、向精神薬に位置付けられています。

恐らく、購入される方のほとんどは不眠症やうつ病に悩んでおられる方なのだろうと思うのですが、これらの薬を個人輸入するのは、もちろんほとんどがグレーゾーンに近い違法行為のはずです。

個人輸入の実際のところ

そもそも、医薬品の個人輸入というビジネス自体が非常にグレーゾーンすれすれというのが現実です。

ヘロインやコカインなどの麻薬と比べて、たしかに、向精神薬の個人輸入や輸入代行については、わかりにくいところがあるため、個人輸入することに問題はないと考えてしまう人もあるようです。
しかし、時折、向精神薬を個人輸入したり、輸入代行として輸入しようとして検挙されたというニュースが流れます。ごく最近も、リタリンを輸入しようとした男性が逮捕されたという報道がありました。

出展:「弁護士小森榮の薬物問題ノート」

本来は、向精神薬の個人輸入は立派な犯罪です。それは、麻薬を輸入することとほとんど変わらないからです。

麻薬及び向精神薬取締法は、向精神薬輸入業者や向精神薬試験研究施設設置者などあらかじめ届け出て許可を受けた人以外が向精神薬を輸入することを禁じ、違反者には罰則を定めていますから、向精神薬輸入業者などの資格を持たない人が、向精神薬であるリタリンを輸入することは、麻薬及び向精神薬取締法に違反する行為です。
輸入罪に対する罰則は5年以下の懲役、営利目的での輸入に対しては7年以下の懲役(200万円以下の罰金併科あり)とされています

出展:「弁護士小森榮の薬物問題ノート」

このように見ると、法律としてはとてもシンプルなのです。
もしあなたが、マイスリーやアモバン、デパスと同等の成分を持つ医薬品を、個人で輸入した場合、あらかじめ許可を届け出ていない場合は法律違反となるわけです。

でも、現実には個人輸入の通販サイトが乱立している。これは一体どういうことなのでしょうか。

麻薬及び向精神薬取締法は、病気の治療のために向精神薬の処方を受けている患者が入国する際に自分で持ち込むものについては、例外として禁止を除外し、輸入を認めています。

出展:「弁護士小森榮の薬物問題ノート」

つまり、海外で不眠治療やうつ病のような治療を受け、治療のためにその薬がどうしても必要であると認められる場合に限り、一定量(自分が使う最小限の量)の輸入は認めるということです。
治療の為には、仕方がないだろうという判断なのです。

これを拡大解釈し、非常にグレー(というより違法)な商売をしているのが、個人輸入業者になるわけです。
もちろん、行政も黙って見ているわけではなく、向精神薬のような明らかに違法な薬の売買の取り締まりは、徐々に強化されているようです。

常識で考えれば、マイスリーのような睡眠薬は、日本の精神科などを通院すれば、あまり時間もかからずに処方してもらえるわけです。
時間がないなど、様々な理由があるのでしょうが、これを、わざわざリスクを犯してまで輸入するというのも、やはりおかしな話ではないでしょうか。

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