快眠は薬では得られない!?快眠を得る効果的な方法は
最近では、睡眠が満足に得られないというと、すぐに病院で睡眠薬を貰えば良いと考える方が増えているように思います。これは、私が病院に勤務をしていた経験からそう感じる部分もあるのかもしれません。
もちろん、睡眠薬を服用するかどうかを決めるのは、医師の判断によります。しかし、患者さんの中には、自ら睡眠薬が欲しいと申告する方も居ます。
無理に止めようなと考えているわけではないのですが、経験上、睡眠薬を服用するなら、なるべく「睡眠薬に頼らない快眠の方法」を実践してからの方が良いと考えています。
薬で快眠は得られない?
睡眠を促す医薬品には、いくつかの種類が存在します。睡眠薬・睡眠導入剤と言われるものが、これに該当します。睡眠薬の中にも、沢山の種類のものがあり、薬によって得られる作用はそれぞれ異なります。
睡眠薬で得られる睡眠は、ほとんどが薬を飲んだ瞬間(また、その後数時間〜)だけであり、ごく一時的なものに留まります。これは、実際に薬を飲んでみれば分かるはずです。
また、本当にぐっすりと、心から快眠を得たいと考えているのなら、睡眠薬では中々得られないものだと感じています。
睡眠薬で得ることのできる眠りは、あくまでも化学的なもので、強く無理矢理に眠った感覚がします。次の日の朝も、すっきりと目覚めるというよりは、目覚めの悪い、すっきりしない感じさえします。
昨日初めて睡眠薬使ったけど寝付き良くなるけど目覚めが悪くなるから良くないわ.
— ともごっち (@tomo_gotch) 2014, 9月 1
ここんとこ、脳を休める為に、睡眠薬を連日飲んだら、目覚めが悪い。これの世話になって、片付け開始 http://twitpic.com/3npsnv — Yukarin (@yukalittle) 2011, 1月 7
睡眠薬がちゃんと朝まで効くのかとおもっていたら、こんな時間に目が覚めるなんて…。あらら。て、ことで2度寝。半端だと、副作用で目覚めが悪いので、ちゃんとねれないとつらいんだよね。 — つっちー :tsuchi (@Tsuchima) 2011, 11月 4
このように、寝つきが良くなった代わりに、目覚めが悪くなったり、睡眠の心地よさが得られなくなったと感じる方も多くいます。
また、睡眠薬の最大の問題は、依存性や離脱症状にあります。
多くの医師や製薬会社が、睡眠薬の依存性や離脱症状を否定していますが、実際には多くの患者さんが依存や離脱症状に苦しんでいる現実があります。
まずは、薬に頼らず快眠を
最初の方にも書きましたが、不眠に悩んでいる方は、まずは睡眠薬に頼らずに快眠ができるよう、生活習慣を工夫してみてください。
不眠症について、最低限の知識「睡眠衛生指導」を受けることによって、自分の不眠の原因がどこにあるのかを知ることもできます。
具体的な方法は以下の記事で詳しく説明していますので、不眠に悩んでいる方は参考にされてみてください。