寝不足の夜、動悸や息苦しさは異常?原因は..

寝不足の次の日や、眠れない夜に、心臓の鼓動が大きくなるような気がする。ドクドクと胸の鼓動が脈打って、なんだか呼吸もしづらかったり、酷い時は体の震えを感じたりしてしまう。

一体なぜ、こんな事が起きてしまうのでしょうか。

寝不足で動悸

寝不足で動悸が起こる?原因は..

動悸が起こると、多くの人は心臓の病気を疑ってしまいます。
心臓の鼓動が大きく感じたり(または早くなったり)するわけですから、心臓の病気を疑うのも無理はありません。
胸が苦しくなったり、めまい、胸痛(胸の痛み)を起こすのは、不整脈や、それに伴う病気、例えば狭心症心筋梗塞の疑いもあります。

しかし、そうではなく、明らかに寝不足や疲れ、ストレスで起きる動悸。循環器科で心拍の検査をしても、原因がよく分からない動悸の症状は、確かに存在します。
この場合は、本当の原因はどこにあるのでしょうか。

自律神経の異常と、動悸の症状

あなたがもし、動悸を感じ始めた時期と、寝不足やストレスを感じ始めた時期が重なっているのなら、それは自律神経の異常に伴う症状の可能性が高いと考えられます。

自立神経というのは、私たちの体の様々な器官(心拍数、体温、呼吸、胃腸の動き..etc)を調節する神経系統です。

自律神経とは..

交感神経と副交感神経の2つの神経系からなり、双方がひとつの臓器を支配することも多く(二重支配)、またひとつの臓器に及ぼす両者の作用は一般に拮抗的に働く(相反支配)。

交感神経系の機能は、闘争か逃走か(fight or flight)と総称されるような、身体的活動や侵害刺激、恐怖といった広義のストレスの多い状況において重要となる。

出典:「自律神経系 – Wikipedia」

以下の図にもあるように、自律神経系の神経節は、全身のほとんどに枝分かれして伸びていっています。

自律神経系

画像:「自律神経系 – Wikipedia」

自律神経は、脳の中に存在する神経であり、睡眠のリズムやストレスなどに多大な影響を受けます。

慢性的なストレスを受けると、自律神経は常に過敏な状態(交感神経系の働き)を維持してしまい、必要異常に心拍が上がったり、過呼吸や震えなどを感じることもあります
パニック障害うつ病など、心因性の症状はこれに当たります。また、広く自律神経失調症などと呼ばれることもあります。

ストレスと同じように、睡眠不足(不眠症)でも自律神経は影響を受けます。睡眠時間が不規則になったり、眠る時間が短ければ、自律神経のうち、交感神経副交感神経の切り替わりが上手くいかなくなってしまうのです。

あなたも、眠りに落ちる瞬間に鼓動が激しくなったり、大きな動悸を感じる経験はなかったでしょうか?
眠りにつく瞬間は、特に自律神経の嵐と呼ばれるように、交感神経と副交感神経が切り替わり、心身共に影響を受けるのです。

副交感神経優位の夜から交感神経優位の朝に自律神経が切り替わる早朝の時間帯は、心身のバランスが崩れがち。
そのためこの時間帯には、不整脈や心筋梗塞、狭心症といった心臓病の発作や、アレルギー性疾患などが起こりやすいという報告もあります。

出典:「朝風呂は自律神経の嵐に要注意! OurAge – ドクター通信」

以上のように、寝不足やストレス・心身の疲れは、自律神経に影響を与え、過度な動悸の症状を引き起こす可能性を高めます。

また、動悸が不安を助長し、さらに心を疲弊させたり、不眠を悪化させる場合もあります。もしかして病気なのでは?という不安が拭えないのなら、心配をしなくても済むように、循環器科で検査をしてもらうようにしましょう。

自律神経を健康に保つ対策法

動悸の原因が自律神経失調症ならば、こうした症状の根本的な対策法は、自律神経を健康に保つことが第一です。
具体的な方法はと言うと、とても単純に思われるかもしれませんが、やはり規則正しい生活を心がけることです。

朝は早く起き、なるべく毎日運動をすること。そして、ストレスを溜めないようにする事は、必要不可欠です。
それから、寝不足や不眠症は自律神経を狂わせる大きな要因です。くれぐれも生活習慣に気を付けるようにすましょう。

心に何かしらの大きな不安や、精神的に不安定な状況の方は、なるべく心療内科や精神科などで治療を受ける事もお勧めします。

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