眠れない時に頼りたい「漢方」の種類と効果

「眠れない」と言っても、症状は人によって様々です。その原因も人によって全く異なります。
不眠の原因には、生活環境の変化や睡眠環境、病気などの身体的要因、薬物や中毒によるもの、年齢的な要因など.. 数え切れないくらの原因が考えられます。

不眠を改善するためには、その原因となるものを取り除けばいいのですが、不眠症に悩む多くの人の場合、不安感やストレス、神経症など、精神的なものが起因していることが多いのです。
そして、このような精神的な要因による不眠に適していると考えられるのが「漢方薬」です。

漢方では、不眠は心のはたらきと密接な関係があると考えています。ですから、漢方では不眠は「心の病気」としてとらえられています。

漢方薬と不眠

不眠の症状別、漢方薬の効果

不眠の症状には、いくつかの種類があります。漢方薬などを処方してもう際には、自分の不眠の性質を明らかにすることが大切です。
漢方医学では、不眠の症状を大きく分けて三種類に分類しています。

【心熱】
興奮が続いて不眠になる。おもに「入眠障害」

効果のある漢方薬:酸棗仁湯(さんそうにんとう)
昔から睡眠薬として使われている漢方薬。精神を落ち着かせ、安らかに眠りを誘う働きがあります。滋養強壮の効果も高いとされているので、体力が衰えている高齢者などにも適しています。

【胆虚】
不安感が強い状態。おもに「熟眠障害」

効果のある漢方薬:加味逍遙散(かみしょうようさん)
精神を安定させ、疲れを解消させる効果が期待できます。心の緊張をほぐし、ぐっすりと眠れるようになります。その他、生理不順、冷え性、便秘などにも効果が期待できるので、女性特有の不眠症に適しています。

【虚労】
心身の過労による不眠。おもに「中途覚醒」

効果のある漢方薬:黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
比較的体力のあり、イライラすることが多いという若年層の不眠症に効果が期待できます。

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いずれの場合も、その人の体質に合わせた微妙な処方が必要となります。

不眠での漢方のメリット

漢方薬は睡眠薬などと違って、依存症や離脱症状などの副作用の心配がほとんどありません。
また、漢方は不眠の症状の奥に潜む、冷えや疲れなど、根本的な要因を治療するための薬です。一時的な症状の改善ではなく、根本的に症状を治すことができるのです。
ただし、睡眠薬のような即効性が期待できるわけではありませんので、ある程度の期間をみて症状を改善していくことが必要となります。

不眠の症状が深刻な場合は、西洋薬と併用して、除々に薬を減らしていって、漢方薬だけにするという方法もあります。いずれにせよ、薬の割合や減らし方など、専門の医師に相談するがおすすめです。

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