入眠剤に副作用はある?マイスリーの強さは
春になると、新しい環境や人との出会いなど、時として心に大きな負担がかかることがあります。そんな時に起こりやすいのが、「不眠症」という症状。
入眠剤(睡眠導入剤)は、通常処方される睡眠薬と比べれば、短時間しか効果が持続しない薬です。眠気が次の日まで持ち越されなかったり、日中の活動に影響しにくいというメリットがあります。
比較的簡単に処方され、医師や薬剤師も「安全な薬」と説明することから、入眠剤には副作用があまりないと考えている方が多いようです。
入眠剤に副作用はあるの?
結論から書くと、入眠剤にも多くの副作用があります。
また、指示された服用量を無視して、一度にたくさん飲んでしまう。お酒と一緒に飲むなど、使い方を間違えれば、それこそ取り返しのつかない自体になります。
例えば、入眠剤を初めて服用される方に処方されやすい薬に、マイスリーという薬があります。病院では「安全な薬」と説明することが多いのですが、実際に服用している方の声を調べてみると、様々な副作用の問題が見えてきます。
マイスリーの副作用として、ふらつきや昼間の眠気、頭痛、倦怠感、吐き気、嘔吐、めまい、不安感の増大、悪夢を見る、気分の高揚等の症状が出る場合があります。 確かにふらつくし昼間眠くて仕方ねぇ昼寝たら一緒だから寝ないけど
— とめ (@tomemetter) 2012, 12月 7
産院でマイスリー処方されたんだけど、副作用がやばい。今まで飲んだどの眠剤より。メールの文字が動くし幻聴も幻覚も出るし…何か自分が自分じゃない変な感覚が…怖いわ。 — おにぎりが好きなんだな (@benishogaex) 2012, 11月 12
よく勘違いされる方もいらっしゃいますが、たとえ入眠剤とは言え、その成分は睡眠薬や精神安定剤とほとんど変わりません。ふらつきやめまい、翌朝の眠気などには注意が必要です。
あまり頻繁には見られませんが、体質的に入眠剤が合わない方の場合、幻聴や幻覚などの副作用も見られることがあります。
特に注意すべき副作用
特に私が怖いと感じるのは、依存性です。よく、睡眠薬の「中毒症状」などと言いますが、入眠剤にも依存性・習慣性はもちろんあります。
マイスリーなどの入眠剤の場合、依存性などはないと思い込んでいる方がいますし、そのような書き込みをたくさん目にします。
しかし、薬剤師・医師向けの説明文書(添付文書)には、はっきりと依存性・離脱症状があると書かれています。服用される方は、なるべく自分の目で確認されることをおすすめします。
離脱症状というのは、薬をやめようとした時にあらわれる「禁断症状」のことです。入眠剤のように向精神薬に指定されている薬物の禁断症状は、思いのほか深刻です。
不眠症の症状が悪化する。日中の落ち込みがひどくなったり、不安やイライラ、焦燥感が出やすくなる。感情のコントロールがうまくできなくなる。動悸が早くなったり、汗を掻く。幻聴や幻覚など、、様々な異常な症状があらわれることもあります。
マイスリー飲んでたのは四日ほどだけどまだ微妙に禁断症状っぼい感じがある。軽い焦燥感と舌の感覚に違和感。収まりつつあるけど、短期間で禁断症状とかやはり怖いな。
— BLACK (@mercifulblack) 2012, 6月 27
離脱症状や依存症は、長期間入眠剤を飲み続けることによって、危険性が高まります。製薬会社の説明文書にも、長期間薬を服用し続けないようにと、はっきりと記述されています。
入眠剤を連続して服用する期間は、長くても2週間程度に抑え、必ず定められた用方・用量を守るようにしましょう。
また、入眠剤に頼らずに、根本的に不眠症を治す努力を怠らないようにしましょう。