「眠りが浅い症状」の時に、おすすめの薬は?

  • 「最近、眠りが浅くて起きるのが辛い」
  • 「睡眠薬を試してみたいけど、副作用が心配だし..大丈夫かな?」

このように悩んだことはありませんか?

「不眠」に悩む人が増えているにもかかわらず、実際に睡眠薬を使用している人の割合は、男性で3.5%、女性で5.4%と、日本ではまだまだ少ないのが現状です。「睡眠薬」というと、怖いイメージを持つ人が多く、薬の働きや効果について正しく理解されていないことが多いです。
先入観や誤解された情報をそのままうのみにするのではなく、まずは治療で使われている薬がどのようなものなのか、正しく理解することが大切です。

睡眠薬

薬局で買える薬と、病院での処方薬との違い

眠りが浅いので悩んでいるけど、病院に行くのは躊躇するし、仕事が忙しくて時間がない。という人も多いでしょう。そういう場合、薬局なら手軽に薬を購入できるので、市販の睡眠薬を購入しようかと思われがちです。

現在、薬局で取り扱っている一般薬品としての睡眠薬は、「睡眠改善薬」や「睡眠補助薬」というものです。これは、風邪薬やアレルギー剤によく使用されている「抗ヒスタミン剤」を主成分としたものです。

よく、風邪薬などの注意書きに、「この薬を使用している時は、車などの運転をしないで下さい」とありますね。
この「眠気をもよおす」という副作用を利用したものが、薬局で売られている薬です。
一時的に症状を改善するために試してみるのはいいですが、何度も繰り返し服用するものではありません。

連用すると効果が薄れて、服用量が増えたり、中止しようとすると不安やイライラしたりするといった、依存性に繋がることがあります。しばらくたっても症状が改善されない場合は、医師に診断してもらうようにしましょう。

睡眠薬で「ぼける」のは間違いだった?

睡眠薬を飲むと、物忘れがひどくなったり、「ぼける」というイメージを持つ人も少ないないと思います。睡眠薬は基本的に、「服用してからすぐ寝床に入る」ことで効果を現します。
現在、不眠の治療に主に使われている「ベンゾジアゼピン系」の睡眠薬は、服用後30分〜1時間で血中濃度が最高値に達します。

この間に、眠たくならないからといって寝床に入らずに起きたままでいると、薬の作用でそのときの出来事を記憶できなくなる「前向性健忘」が現れます。この症状を、「ぼける」と誤解されている場合があるのです。
また、薬の量を増やしたり、アルコールと一緒に服用すると、「前向性健忘」の症状が特に強く現れてしまいます。

さらに、服用後起きたままでいると、人によっては抑制がとれて大暴れしたり、食欲が無性に湧いて大食いしたりする「奇異反応」が現れることもあります。このような副作用を防ぐためにも、薬を服用したら、15〜30分以内にすぐ寝床に入るようにしましょう。

睡眠薬は正しく利用する

「眠りが浅い」「夜中に目が覚める」という症状の場合、長時間作用する睡眠薬が必要となります。
眠りはじめの「寝つきの悪さ」を改善するためなら、長い時間作用する睡眠薬は必要ありませんが、深夜や早朝に何度も目が覚める場合は、その時間まで作用する薬が必要なためです。

睡眠薬を処方してもらうなら、なるべく不眠症の治療を専門に行っている病院で診察してもらうことがおすすめです。長時間作用する睡眠薬の場合、その分副作用のリスクも高くなります。

それほどひどい症状の不眠でないのなら、自然な成分で作られたサプリメントなどがおすすめです。

安全な睡眠サプリメント – おすすめ3選

近年では、自身で睡眠の質を改善するサプリメントの人気は高まっています。睡眠の質を、自ら改善しようとする姿勢も重要です。

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