睡眠時間が短い時には、サプリで深い睡眠を
人の睡眠には、深い眠りと浅い眠りが存在します。
浅い眠りはノンレム睡眠といって、体は休んでいても脳は休めていない眠りです。これに対して、深い眠りはレム睡眠と呼ばれますが、体だけではなく、脳も完全に休んでいる状態の睡眠です。
もちろん、回復力が高いのは深い眠りのレム睡眠です。人間はレム睡眠の時に、記憶の整理や、学んだことの定着を行うと言われています。
仕事や家事、試験勉強などが理由で、どうしても睡眠時間が短くなってしまうという方は、意識的に深い眠りをとるようにしなければいけません。
睡眠時間が短い時には、サプリで対策を
深い眠りをとった方が良い理由は他にもあります。睡眠が浅ければ、本質的には脳が回復をできていないわけです。大げさな話ではなく、これは神経にまでも様々な悪影響を及ぼします。
脳の覚醒に必要な神経伝達物質「セロトニン」の分泌が不足し、自律神経は正常な働きを行うことができません。体がだるかったり、せっかく起きても頭がぼんやりとして、正常な思考もできなくなってしまいます。
これによって、気分障害(憂うつ感が続いたり、不安やイライラ感が募る)が引き起こされ、結果的にうつ病を患うということに繋がるのです。
統計的には、不眠症の方にうつ病を患う方が多いとされていますが、睡眠時間が短ければそのような結果になるのは当然だと言えます。
睡眠を深くする – 睡眠サプリメントの成分
こんな時に、最近では病院で睡眠薬をもらう方が増えていますが、あまり関心はできません。というのも、睡眠薬は中枢神経に作用して、まるで脳の神経に麻酔をかけるように眠らせる効果があります。
しかし、これは本質的な対策とは言えません。あくまで薬を飲んでいる間だけの「一時的な効果」に留まっています。さらに、長期間の睡眠薬の服用は、必ずと言って良いほど依存性や常習性が引き起こされます。
睡眠を深くするためのサプリメントでは、最近はトリプトファンと呼ばれる成分に注目が集まっています。トリプトファンは、脳の中で睡眠を深くするための睡眠ホルモン「メラトニン」の材料となる物質です。
睡眠薬への不信感も相まって、最近では睡眠サプリの需要は徐々に高まっています。
これまで睡眠サプリメントと言えば、海外製の製品が主でした。今でも、個人輸入などを利用した海外製の睡眠サプリをよく見かけますが、危険性が非常に高く、厚労省では注意喚起をおこなっています。
最近では、日本製の品質が高い睡眠サプリメントも多く販売されています。トリプトファンを含むサプリメントも、安心して手に入るようになりました。