起きてすぐ吐き気がするのは、実は睡眠障害が原因?

朝起きてすぐ、激しい吐き気に悩まされるといったことはないですか?
しばらくすると症状が治まるので、低血圧のせいかと思われている場合もありますが、実は睡眠障害が原因となって起こっている場合もあります。

朝の吐き気は睡眠サイクルのズレが原因?!

睡眠のサイクルがだんだん遅い時間にズレていく睡眠障害のひとつに、睡眠相後退障害というのがあります。
この症状の特徴は、起床困難で朝決まった時間に起きれないという症状です。入眠時間は遅い時間ですが、眠りにつくと朝までぐっすりと眠れます。

人によっては、朝起きた時の手足のしびれや、めまい、激しい吐き気に襲われる場合があります。
一般的な睡眠時間よりも、全体的に遅くにズレてしまっているので、ほぼ毎日時差ボケを起こしているような状態になります。
長期間に渡って、このように睡眠サイクルがズレてしまっていると、簡単に戻すことは困難です。睡眠時間を徐々に調整していく必要があります。

時計

睡眠サイクルを改善する方法

睡眠相後退障害など、睡眠サイクルのズレを改善するためには、まずは自分自身の睡眠の状態を把握することが大切です。
そこで、簡単な「睡眠日誌」をつけることをおすすめします。

初めは箇条書き程度でもいいので、2週間 〜 1カ月くらいつけてみましょう。
起床時間と眠りについた時間以外に、食事の時間とメニューもきちんと記録しておくことが効果的です。後で見直した際に、食事の時間と量を調整することによって、睡眠と体調を管理することができます。

睡眠日誌を毎日つけることで、睡眠に悪い習慣や、生活リズムの乱れなどが一目瞭然となり、自分自身の眠りのタイプが見えてきます。
また、睡眠日誌をつけることによって、生活を改善しようという意識が高まることも重要なポイントです。

朝は太陽の光を浴びて睡眠リズムを調整する

睡眠サイクルのズレは、体内時計の乱れによって起こります。体内時計をリセットするために、朝起きたら必ず太陽の光を浴びるようにしましょう。

光を浴びることで、視神経を通じてその情報が体内時計である視交叉上核に伝わり、メラトニンというホルモンが分泌されます。メラトニンは、脈拍や体温、血圧に作用して睡眠と覚醒のリズムを調整する働きがあるのです。

メラトニンの睡眠薬は市販されている?

できるだけ外に出て、直接太陽の光を浴びる方が良いですが、無理な場合は、寝室のカーテンを光を通す程度開けておいたり、遮光カーテンにしないなどの工夫をすると良いでしょう。

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