睡眠薬の減薬と離脱症状 – 睡眠薬がやめられない理由

睡眠薬を減薬しようとすると、余計に眠れなくなるということがあります。いくつかの理由が考えられますが、中でも一般的な理由として考えられるのが、薬をやめることによって起きる、離脱症状です。

離脱症状

睡眠薬の減薬で起こる、離脱症状

睡眠薬を服用している方なら、離脱症状については、ある程度の知識を持ち合わせていると思います。かつては禁断症状とも呼ばれていました。
離脱症状は、睡眠薬を長期間服用することによって、体内に依存を形成してしまうことが主な原因です。これによって、薬をやめようとしたり、服用量を減らそうとすると、様々な身体的な症状を引き起こすのです。

禁断症状と書くと、薬を完全にやめた時に引き起こされる症状だと思われそうですが、減薬によって起こることも一般的なのです。
また、短時間作用型睡眠導入剤(マイスリーや、アモバン)など、軽い睡眠薬では離脱症状はないと考えている方もいるようですが、そんなことはありません。

むしろ、こうした軽い睡眠薬のほうが、常習性が高く、長期間服用する方は多いようです。離脱症状は、基本的には長期服用によって引き起こされる症状です。
たとえその睡眠薬が強い成分のものではなくても、常習性があれば、離脱症状は避けられません。

離脱症状で最も苦しいのは?

睡眠薬の離脱症状によって、まず始めに感じるのが、不眠症の再燃です。離脱症状と言うと、幻覚や幻聴、頭痛や吐き気、強い不安感などをイメージする方が多いでしょう。
人によって感じる症状は様々ですが、特に軽めの睡眠薬の場合、まず起こりやすいのは、不眠の症状の再燃です。

睡眠薬を飲んでいた時は眠れていたのに、睡眠薬をやめた途端に、不眠症の症状が酷くなった、というような症状です。

不眠症を経験している方なら、これがどれほど辛い症状なのかは、容易に理解できるはずです。せっかく眠れるようになっていたのに、睡眠薬をやめた途端に、またあの辛い夜を経験しなければいけない、、

そう考えると、睡眠薬をやめること自体が難しくなってしまうのです。
やめたいけれど、やめることができない。そう考えると、睡眠薬による離脱症状は、本当に辛い症状なのです。
もちろん、これ以外にも、脱力感や無気力、不安感や焦燥感など、睡眠薬の離脱症状には様々なものがあります。

減薬は、ゆっくり焦らずに

減薬

睡眠薬をやめたいのなら、減薬のスピードはゆっくりと、時間をかけて行うようにします。特に、長い間服用を続けていた人ほど、慎重にならなければいけません
服用期間が長ければ長いほど、睡眠薬への依存度は高くなっているからです。

無理のない減薬の仕方については、以前の記事でも詳しく説明しています。

睡眠薬を徐々に減らす方法 – 失敗しない減薬の方法

とにかく、薬を減らす場合は、少しづつ減らしていくことが大切です。一気に少なくしようとすると、必ず無理が出てしまいます。

また、減薬や薬の量の調整については、必ず医師のアドバイスを受けながら、自己判断で行わないようにしましょう。

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