睡眠薬を徐々に減らす方法 – 失敗しない減薬の方法

毎日睡眠薬を服用していると、「ふとこのままでいいのだろうか?」という疑念が頭をよぎります。特に年齢がお若い方などは、先々死ぬまで睡眠薬を飲み続けなければいけないのかと思うと、ぞっとするのではないでしょうか。

毎回説明しているように、睡眠薬は長く服用し続けるほど依存性離脱症状のリスクが高まる薬です。中には、依存や離脱症状を形成しやすい薬と、そうでない薬(例えばメラトニン受容体作動薬や、オレキシン受容体拮抗薬)があります。

参考:安全な睡眠薬を見分けるには

ご自身がどのような睡眠薬を飲んでいるのかも、しっかりと把握しておきましょう。

「離脱症状」で減薬が失敗に

離脱症状で減薬が失敗に

依存性がどのような物かは、ほとんどの方がご存知でしょう。
しかし、離脱症状についてはどうでしょうか?離脱症状とは、睡眠薬や精神安定剤、抗うつ剤などを服用している方が、薬をやめようとした時に引き起こされる症状です。

具体的には、吐き気やめまい。気分の急激な落ち込みや不安感、動悸や手の震えなど、とても恐ろしい症状です。一般的には「中毒症状」などと言われます。中毒症状と聞くと、麻薬などの違法ドラッグを使用している人を思い浮かべるでしょう。

そうです。睡眠薬にしても、精神安定剤にしても、気分を良くする向精神作用のある薬は、麻薬と同等の「向精神薬」という分類に入ります。
最近では、こうした睡眠薬を違法に手に入れ、麻薬と同じように使用している人達もいるようで、睡眠薬の乱用の問題はとても深刻です。

睡眠薬の乱用率は、日本では5位以内に入るほどですから、くれぐれも睡眠薬の利用の仕方、依存症や離脱症状には気をつけなければいけません。
実は、この離脱症状こそ、睡眠薬をやめようとした方の足を引っ張る大きな原因となっているのです。

離脱症状を防ぐには

離脱症状のあらわれ方は大小様々です。ひどい場合は体の震えや発汗、意識がもうろうとしたり、個人では対処しきれないような状況を招くこともあります。
そうでなくても、睡眠薬を飲まなかった日は強い不安感が襲ってくる。布団の中にいると、体が小さく震え、手足にうっすらと汗を掻く。。
そのような小さな症状を感じることもあるでしょう。

いずれにせよ、これでは睡眠薬をやめるどころか「反作用」で余計に睡眠薬の量が増えることは目に見えています。
薬による副作用や、反作用による不眠の悪化を避けるために、余計に睡眠薬を手にしてしまう。まさに負のスパイラルへと陥ってしまうのです。

失敗しない減薬の方法

減薬

こうした、睡眠薬の離脱症状を防ぐためには、薬の服用量を一気に減らそうとしてはいけません。薬を飲む量は、少しづつ徐々に減らしていくのですが、例えば1日1錠の薬を飲んでいる方は、まずはその4分の3くらいから服用するのが良いでしょう。

睡眠薬は、大抵の場合は半分に割れるように切れ目が入っています。減薬する場合は、あらかじめ半分に切った睡眠薬と、そのまた半分に切ったものを、ピルケースなどに分けて入れとおくと便利です。

その日の気分によって、「今日は少なくても眠れそう」または、「今日はしっかり飲まなければ眠れない気がする」というふうに、自分の体調と相談しながら服用する量を決めると良いでしょう。

無理な減薬をしてはいけない

離脱症状は、無理な減薬をしようとしなければ、症状があらわれる確率を減らすことができます。睡眠薬をすぐにやめたいという気持ちは良くわかりますが、無理をしても逆効果にしかなりません。
できる量の減薬から、少しづつ始めてみることをおすすめします。

それから、睡眠薬を減薬する際には、必ず薬を処方している医師に相談をしてから始めるようにしましょう。
睡眠薬は、基本的には長く服用し続けるほど体には有害なものです。医師としても、なるべく早くやめるように促すのが当然です。

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