夜、考え事をすると「不安」が増大する理由
ふだんは寝つきのいい人でも、心配事や悩みがあると、突然眠れなくなってしまうものです。
夜に考え事をすると、ついネガティヴになりがちで、不安でいっぱいになって眠れなくなってしまいます。
眠りにつくときに、不安やストレスで脳が緊張したままだと、自律神経の乱れによって、寝つきが悪くなるせいです。
脳は、睡眠中に情報を整理する機能を持っていて、ストレスとなるような悪い情報を処理してくれる働きもあります。ですから、質のいい睡眠がとれている人ほど、イヤなことを早く忘れることができるのです。
不安や悩みがある時こそ、よく眠れるように生活習慣を見直すことが大切です。
不安な心を穏やかに保つ方法
脳内ホルモンのひとつに、「セロトニン」というホルモンがあります。
セロトニンは、神経伝達物質をコントロールして、精神を安定させる作用があります。日常での、わたしたちの感情の起伏をうまくコントロールして、気持ちをリラックスさせてくれるのです。
ですので、このセロトニンの分泌濃度を上昇させることで、心を穏やかに保つことができます。
脳内のセロトニン濃度を増やす方法
セロトニンは、日光を浴びながら運動をしているときに多く分泌されます。
スポーツ選手などを見ていると、メンタル的にもタフで元気な人が多いように感じますが、それもセロトニン濃度が関係しているのかもしれません。
日常生活で気をつけるポイントとしては、
- 毎日継続して、1日20分程度の運動を行う
- 毎朝、しっかりと朝日を浴びる
- バランスの良い食生活をとる
以上のことを日々心がけることで、セロトニンの分泌が活発になるだけではなく、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌にも好影響を与えます。結果的に、夜の寝つきも良くなるというわけです。
また、セロトニンが活発に分泌されると、不眠やストレスの緩和だけではなく、ガンや骨粗しょう症などの病気の予防にも効果があるとされています。
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太陽光を浴びて、細胞から元気に
人間の体が発する遠赤外線と同じ波長を含んでいるのが、太陽光線です。太陽光線に含まれる生育光線が体に当たることで、分子運動が活発になります。
分子運動が活発化すると、細胞の活動も活発化して血行がよくなり、新陳代謝も活発になって、体がぽかぽかとあたたまります。また、太陽光の生育光線には、体内の有害物質や脂肪を、体外に排出する作用もあります。
太陽光を浴びると、ぽかぽかと体があたたまって元気になれますよね。日中はできるだけ太陽光を浴びて、細胞から元気になりましょう。