通勤電車の居眠りが、眠りの質を悪くしていた?!
都心で働いていると、通勤に電車を利用をしている人が多く居ます。通勤電車の中で居眠りしている光景はよく目にしますよね。隣の人に頭をもたせかけて、すっかり寝入ってしまっている人もいます。
電車でガタゴトと揺れにまかせて居眠りをしてしまうと、なぜかとても心地よく眠れてしまうものです。
しかし、実は帰りの通勤電車での居眠りが、夜の眠りを浅くしている原因になっているかもしれないのです。
帰りの電車での居眠りは「NG」
通勤電車の中で、しょっちゅう居眠りしてしまうというような人は、あきらかに普段の睡眠が足りていないという証拠です。夜の睡眠を見直すことが最善なのはわかっていても、電車で揺られていると、ついうとうとしてしまう。という人も多いでしょう。
では、どうしても電車の中での眠気には勝てない、という場合にはどう対処したらいいのでしょう?
それは、電車での居眠りは「朝と昼」だけにして、帰りの帰宅時は避けることです。どうして帰りでの電車での居眠りがダメかというのは、遅い時間帯の居眠りは、夜の眠りを浅くしてしまうからです。
遅くに居眠りをすると、その際に睡眠物資が放出されるので、目覚めた後に眠気がいったんリセットされて覚醒してしまいます。そうなると、帰宅してから眠りにつこうとしても、なかなか眠気が訪れないということになり、結局は眠りの質を悪くしてしまうからです。
また、夜遅い時間の電車内での居眠りは、眠りの面だけではなく、他のリスクを伴うこともあります。帰りの電車でスリにあったり、居眠りして終点まで行ってしまい、タクシーで帰る羽目になったなどという話をよく聞きます。
懐的にも、帰りの電車では居眠りしないことが懸命ですね。
電車で一駅分の居眠りならOK?
帰りの電車での、遅い時間の居眠りはダメですが、朝や昼間の居眠りであれば、うまく利用することで、その後の作業効率が良くなります。日中の短時間の居眠りは、脳の疲労を改善されるので、その後の仕事などの効率が上がるのです。
ただし、短時間に限りますので、15分〜20分程度にしておくことです。それ以上になると、深い睡眠に入ってしまうため、逆効果となります。
この短時間で疲れを改善する睡眠法を、「マイクロスリープ」と言います。1分間、目を閉じるだけでも効果があります。目を閉じることで多量の情報を遮断でき、脳は疲労回復モードに切り替わるのです。
日中の疲れを感じたら、電車の中で一駅分だけ目を閉じるといいでしょう。