「朝すっきり起きられない人」が変えるべき、前日の習慣

あなたは朝、決まった時間にスッキリ起きることができていますか?

夜の寝つきはいいのに、朝になると気持ち良く起床できない。一旦布団から起き上がっても、身体が怠くてまたすぐに寝直してしまい、二度寝してしまう。
目覚ましをかけていても無意識に止めてしまって、決まった時間に起きることができない。

朝の寝起きが悪ければ、必然的に脳の覚醒(目覚め)も正常に行われません。2度寝した後、遅い時間に起きても気分がスッキリせず、全く寝た気がしないという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

すっきり起きられない

起きられない原因はどこにある?

ところで、朝なかなか起きれない人の中には、自分の意志が弱いために起きられないのでは?と思い込んでいる人もいるのではないでしょうか。
確かに、決まった時間に就寝し起床するためには、本人の意思力もある程度は必要です。しかし、正しい知識を持たないまま根性だけで早起きしようと頑張ってみても、無駄な努力に終わる可能性が高いと言えるでしょう。

朝すっきり目覚めるためには「自律神経のバランス」が大いに関係しているということは、大前提として知っておかなければいけません。

朝の目覚めを改善する、自律神経の作用

自律神経は、自分が意識するかしないかに関わらず、身体の各機能を調整してくれる神経のことです(呼吸や体温、心拍数など、ほとんどの機能が自律神経によって動いています)。
自律神経には「活動するための交感神経」と「休養するための副交感神経」の2種類が内在しています。

日中は主に、からだの活動を活発にする「交感神経」が優位に働いています。夜になると、身体を休める働きをする「副交感神経」が働き、交互にバランスをとっているのです。

しかし、夜型の生活が続いたり、寝る前にパソコンやスマホを見たり、
テレビやゲームをしたり.. というふうに、夜の時間に脳を覚醒させてしまうような行動を続けていると、本来なら副交感神経が働く夜の時間に、活動するための神経、交感神経を刺激してしまうのです。

この状態では、もちろん夜の寝つきは良くないですし、朝を迎えても副交感神経が正常に働かず、目覚めが悪くなってしまうのです。

目覚めをよくする夜の習慣

朝の目覚めをよくするためには、夜寝る前の習慣がポイントになってきます。いくら目覚まし時計を沢山設置してみても、前日の準備がおろそかになっていては、良い目覚めを得ることはできません。

決まった時間になるとぐっすり眠れるようにすることで、体内時計のリズムが整い、自律神経も正常に働きます。結果的に、朝すっきり目覚めることができるようになるのです。

それでは、具体的にはどのようなことをすると良いのでしょうか?

お風呂で身体をあたため、リラックス効果を高める

寝る前のお風呂

夜はぬるめのお風呂(38〜40度)にゆっくりとつかることで、リラックス効果が高まります。副交感神経が優位に働き、手足の血流がよくなることで、寝つきがよくなります。

寝る前のパソコン・スマホは脳を興奮させる

寝る前にパソコンやスマホ、テレビを観たりすると、それらから発する光(青色光)が交感神経を刺激してしまいます。この光は脳を興奮させ、寝つきが悪くなり、熟睡感を得ることができなくなり、朝の目覚めが悪くなります。

なによりも、脳にとって刺激となる「情報を入れる」という行為は、就寝前に行うべきではありません。

夜は消化の良い食事を!食べ過ぎないこと

夜にラーメンや揚げ物など、高カロリーの食事や過度のアルコール飲料を摂取すると、臓器には多大な負担がかかります。深い眠りを妨げ、睡眠障害のリスクを高めてしまいます。夜の間に胃腸が働き続けることになるため、朝の目覚めの悪さや逆流性食道炎の原因にもなります。

飲み会など、仕事のお付き合いがあるにしても、なるべく就寝時間の3時間前には切り上げるようにしたいですね。

目覚めを良くするサプリメント

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朝すっきりと目覚めるためには、夜の習慣を見直すこと。

朝の気分や目覚め感は、前日の準備が大いに関係しているのです。それから、毎日の「自律神経を整える習慣」がとても大切ということを、しっかりと覚えておきましょう。

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