光療法で不眠症が完治する?脳の特性を理解する

朝の無気力感

不眠症の治療法の一つに「光療法」という方法があります。
この光療法が有効な睡眠障害やその方法について、詳しく解説します。

不眠症の治療「光療法」とは

睡眠障害の中でも光療法が特に有効なのは、「概日リズム障害」です。

概日リズム障害とは

概日リズム睡眠障害とは、24時間のリズムがなんらかの理由でズレてしまい、一般的な生活時間と同調しなくなってしまっている状態のことを言います。いわゆる、昼夜逆転の生活などが典型的な症状です。夜は眠れないのに朝は眠くて体がだるいなど、若い方にも多く見られる症状です。

時計

概日リズム障害には、色々なパターンがあります。
例えば、本来は23時に眠らなければいけないのに、深夜0時を回っても全く眠くならない。その反面、朝はとても眠く、遅い日は昼過ぎまで眠ってしまうといった症状。この場合、本来眠らなければいけない睡眠時間よりも、体内時計はだいぶ後進しているということになります(睡眠相後退型)。

反対に、夜20時ごろから眠くなり、早朝3時ごろには起きてしまう症状の場合は、体内時計は随分前進していることになります(睡眠相前進型)。
また他にも、非24時間睡眠覚醒パターン不規則型睡眠覚醒パターンなどがあると言われています。

概日リズム障害の原因は

体内時計が社会生活のリズムからズレてしまうと、概日リズム障害に至ります。
その原因は様々ですが、ほとんどの場合、生活習慣が起因していることが多いようです。夜型の生活習慣が身についてしまっている場合、夕食や入浴など、生活の基本的なリズムを刻む行動自体が本来の時間よりも遅くなってしまっています。

また、よく言われるのは、強い光の照明テレビパソコン携帯電話・スマートフォンなどの青い光の影響です。夜遅くまで、仕事やテレビに時間を費やしていれば、必然的に体内時計も遅くなってしまうのです。

夜型生活

光療法で体内時計をシフトさせる

人間の体は、太陽の光を体内時計の調節に用いています。そこで、体内時計がズレて起こる概日リズム障害には、光療法によって体内時計のズレを正す方法が有効だと言われています。

光療法とは、特殊な照明機器を用いて強い光一定の時間浴びることにより、体内時計を半ば強制的にリセットするという方法です。強い光を照射するので、「高照度光療法」とも言います。

大抵の場合、の時間に30分〜1時間程度、強い光を浴びることによって、朝の時間に脳を覚醒させ24時間のリズムを作り出します。
この時に使用する光療法の照明は、太陽の光に近い明るさのもの(10,000ルクス前後)を使用するのが一般的です。

当然、朝の太陽の光を浴びることでも応用はできます。朝の一定の時間に、毎日決まった時間だけウォーキングを実施するだけでも、効果は実感できるでしょう。

心を健康に保つ

しかし、ただでさえ朝の時間に起きることに辛さを感じる、概日リズム障害の患者さんには早起きをして外出するということは難しいでしょう。そこで、光療法が効果的なのです。

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