お腹が空いて寝れない時.. 食べずにぐっすり眠れる方法

寝れない理由は人それぞれですが、お腹が空いて寝れないのは全然不思議なことではありません。
ダイエットを実践している方、胃腸の健康のために食事を制限し始めた方など、夜の時間に食べないことに慣れていない時期は、少なからず通る道です。

お腹が減る

インターネットで検索をしてみると「代わりにカロリーの低いものを食べると良い」「スープ系のものなら大丈夫」といった情報を頻繁に見かけます。

厳しいように聞こえるかもしれませんが、カロリーが低くかろうが、固形物にしろ流動食だろうが、夜の時間に食べ物を入れる行為そのものが良くありません
いずれにしても、夜の時間に食べてしまっては全く意味がありません。

ダイエットをするにしても、胃腸を健康に保つためにも、また、精神的な健康の維持、睡眠の質を改善するためにも、夕食後に食べ物を口にすることはよくありません。特に、肥満気味の方は要注意です。夕食後に食べることに慣れてしまうと、それが癖になってしまいます。

就寝の直前に食べることは、胃腸の運動を活発にさせてしまいます。そのせいで睡眠を妨げてしまい、高血圧の原因になったり、さらなる肥満の原因を作り出すことになります。

深い眠りが得られることで、脂肪の分解がスムーズに行われ、自然と痩せられるということにもなります。
すなわち、睡眠の質が良くなれば、肥満の予防や改善に繋がるというわけです。

出展:高血圧の原因となる肥満 – 実は睡眠に問題があった?

夜の時間に味の濃いものや甘いものを食べたいと感じるのは、そうした行為に慣れていてしまっているからです。

必要以上に濃いもの、甘いものを脳が”欲しがる”のは、低次元の欲求を満たすためであり、ストレスを解消させるためでもあります。
日頃、何かしらのストレスを感じてるという方、心当たりはないでしょうか?
特に甘いものは、脳内のドーパミン神経に、快楽の感情を作り出します。

過食が増えただけでなく、疲労感が強い、怒リっぽくなった、いくら寝ても眠い、などの症状が月経前の一定期間以外にもあるときは、過食の背後にうつが潜んでいるかも。

従来型のうつでは、食欲不振や不眠、朝は気分が落ちこむ……といった症状が知られるが、「最近は過食を伴う“非定型うつ”が若い女性を中心に増えている」と赤坂クリニック(東京都港区)の貝谷久宣理事長。

出典:「ストレス食い・過食対策 – 日経ヘルス 2011・11 p50-53」

夕食をしっかりと食べているにも関わらず、急激に起きる空腹感。それは、ストレスを解消させるために、脳が引き起こしている錯覚なのかもしれません。

あなたが抱えているのは、本当に空腹感でしょうか?
もしかすると、味付けの濃いもの、甘いものをとにかく口に入れて、満足感を得たいだけなのかもしれません。

信じられないかもしれませんが、胃の中が空っぽの状態で本当に空腹感を感じている人は、ほとんどいないのではないでしょうか。味覚を通して食欲を一時的に満足させたいために、脳が作り出す錯覚に過ぎません。
甘いものにしろ、塩辛いものにしろ、そうした化学調味料には依存性があります。私たちは普段からそうした物を好んで食べている、そして、そうした味に脳が惹きつけられているという事実を忘れてはいけません。

お腹が空いて寝れない時、食べずに過ごすには

どうしても眠れないからと言って、我慢できずに食べてしまっていては、いつまで経っても不健康な生活習慣、不健全な精神状態から抜け出すことはできません。

それでも、空腹がどうしても気になってしまうという時は、以下のことを試してみてください。

  1. とにかく水を沢山飲む。
  2. 歯磨きをする。
  3. 氷を口の中に入れる。

まずは1を実践し、それでもダメなら2、3というふうにやっていきます。

水を飲むことは、何かを食べる事に比べればよっぽど良いです。また、胃腸の中を綺麗にしてくれるため、翌朝の胃腸の調子が良くなる効果も期待できます。
ほとんどの場合、空腹感は水を一気に飲み干すとだいぶ軽減されます。

ただし、夜の時間の飲み過ぎはよくありません。夜間頻尿の原因となり、深夜に中途覚醒(目が覚める)を引き起こしてしまいます。
多くとも、コップ2〜3杯程度にしておくと良いでしょう。

歯磨きなどで口の中に刺激を与えると、それだけで脳が刺激を感じ取り、空腹感が紛れるということも明らかになっています。これと同じ原理で、空腹が我慢できない時は、氷を口の中に入れることも効果的です。
ただし、寝る前に体を冷やしてしまうことは明らかですから、これも適度な量に抑えなければいけません。

ストレスが原因で食べ物を口にしたくなるという場合は、根本的な解決方法として軽い運動やストレッチを適度に取り入れることもおすすめです。

夜、食べることがどれだけ不健康か

不健康

不眠症や身体の倦怠感、体重の増加に悩んでいる人は、夜の時間にとにかく甘いものや塩辛いものを好んで食べてしまうという方も多いと思います。
お腹が空いたから、わざわざ布団から起き出し、台所でカップ麺などを探して食べてしまう。。

しかし、そうした行動は絶対におすすめできません。
それをすることでどれだけ体の負担になり、続けることでどれだけ心身を不健康にするか、実感として分かっている人なら、そうした行動は自ら慎むのではないでしょうか。そうしたくても、体が受け付けないはずです。

寝る3時間前に健康的な食事を終わらせ、それ以降は食べない。これを3ヶ月くらい続けるだけで、朝の体の調子が良くなり、体重も減り、体は引き締まります。
倦怠感がなくなり、仕事にもメリハリがつくようになります。これだけでも、続ける価値のあることです。

もちろん、最初の頃は空腹感と戦う難しさに心が折れそうになると思います。しかし、3ヶ月も続ければ夜の時間に食べること自体に違和感を覚えるようになります。

それ以外でも、過度な甘いもの、辛いものを日頃から避けるようになり、色んなことがうまく回るようになるはずです。
実践していけば、特に精神面でのイライラや不安感も大幅に改善されることに、あなた自身も驚くはずです。

これだけでも、夜の空腹感を我慢してみようという気になりませんか?

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