寝不足で頭痛と吐き気 – これは病気?原因と解消方法
最近、寝不足気味で頭が重い。頭が痛い。なんだか吐き気もする。
寝不足と共に、こうした症状を経験したことはありませんか。これは何かの病気なのだろうか?一体、なにが原因なのだろう?そう疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
このような体の不調は、もしかしたら、睡眠不足による体の不調かもしれません。睡眠不足は頭痛や胃の不調による吐き気、体の疲労感を引き起こし、メンタル面にも強く影響します。
それでは、なぜ寝不足によって頭痛や吐き気が起こるのでしょうか?
頭痛と吐き気の原因
頭痛の原因は様々ですが、特に女性に多い偏頭痛は脳の血管が拡張して炎症を起こし、その炎症が周囲にある神経を刺激することで起こります。
脳の血管が拡張し、炎症を起こして周囲の神経を刺激する。
脳の血管が拡張する原因は、不規則な生活やストレス、チョコレートや赤ワインなどの過剰摂取などでも起こります。
他にも、ストレスなどが原因で、自律神経が狂う自律神経失調症が原因で起こる場合もあります。
自律神経失調症とは、心臓を動かす、汗をかくなど、自分ではコントロールできない神経(自律神経)のバランスが乱れるために起こる体の不調のことです。
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経の2つから成り立つ自律神経系のバランスが崩れた場合に起こる症状の総称のことである。自律神経機能障害とも呼ばれる。
自律神経失調症には様々な症状があり、病態は人それぞれの為、判断しにくい。どの症状がどれだけ強いのか弱いのかは患者それぞれである。
また、頭痛だけでなく吐き気を訴える方も多いのですが、これは寝不足により胃腸に負担がかかり、胃酸が過剰に出るためです。
なお、吐くと一時的にすっきりする場合もありますが、何度も吐くという行為を繰り返すと「吐き癖」がついてしまうので注意が必要です。
時差ボケの症状
海外旅行の経験がある人なら時差ボケで苦しんだ方もいるではないでしょうか。時差ボケも、睡眠不足同様、人間の体内時計を狂わせます。
そのため、頭痛や、めまい、胃の不快感や吐き気の症状が出る場合があります。時差ボケは現地に滞在し、現地時刻の中で生活していくうちに症状が解消していきますが、なるべく早く解消する方法があります。
たとえば、現地の時刻に合わせて起床して朝日を浴びたり、現地の時刻に合わせて就寝し、体内時計を合わせることです。
そして移動中はアルコールやコーヒーなどの摂取を控えるなどの工夫も必要です。
寝不足による頭痛・吐き気への対処法
寝不足による頭痛や吐き気への対処法は、以下の方法があります。
まずは、規則正しい生活を送るために、しっかりと睡眠を取り、体内時計を整えることです。起床後、すぐにカーテンを開けて日の光を浴びると、体内時計が規則正しい状態に調整されるため、効果的です。
そして、少しでもストレスを減らすために、静かでリラックスできる環境で体を休ませるような工夫をしましょう。
次に、頭痛が偏頭痛が起きたときの対処法として、血管の収縮を抑えるために、痛む場所を冷やすという方法もあります。視神経に負担をかけないよう、なるべくパソコンの画面などの光を避けることも大切です。
胃腸の調子が悪く、吐き気がする場合は、カフェインやアルコール、煙草などを控え、胃腸に負担を与えないように注意しましょう。就寝前の3時間は、なるべく食事を摂らないように心がけ、負担のかかる食べ物は避けるようにすべきです。
体内時計を正常に維持し、心身ともに十分な休息を取ることができれば、睡眠不足に対処し、体を楽にすることができます。
ぜひ、実践されてみてください。