不規則な生活と自律神経失調症「眠い・だるい」の改善方法は

不規則な生活をしていると、健康には様々な問題が出てきます。「不規則」の一番分かりやすい例を挙げると、やはり睡眠時間です。

食生活や規則正しい運動の習慣も、もちろん健康に生きるためには必要不可欠です。しかし、睡眠時間が不規則になると、全身のほとんどの器官の働きを調節する「自律神経」に悪影響を与えます。
その結果、病院に行っても原因がはっきり分からないような、いろんな体調の不良があらわれるのです。

体の不調

不規則な生活と自律神経失調症

自律神経失調症の具体的な例をいくつか考えてみましょう。

  • お腹の違和感、腹痛
  • 便の出が良くない
  • 全身の倦怠感
  • 喉の乾き・圧迫感
  • 頭痛や胸の痛み
  • 動悸の乱れ

ここに書き出したのは、自律神経失調症の症状の、ほんの一例に過ぎません。厄介なのは、いずれの症状も、専門の科のお医者さんでさえ、原因が自律神経失調症であると判断しにくいということです。

どれだけ病院に行って検査をしてみても、原因がどこにあるのか分からない。とりあえずの診断と薬で様子をみるように言われることも珍しくありません。
こうした症状は、心と身体の健康について詳しい、心療内科などの方が、早く原因を突き止められる場合があります。

自律神経失調症の原因

最初の方にも書きましたが、自律神経失調症の原因として、特に多く挙げられるのが、不規則な睡眠時間です。

夜になったらしっかりと眠り、朝は早くから起きる。こうした規則正しい睡眠のリズムを意識して生活していると、体内時計が整えられ、朝から脳を覚醒させてくれます。
また、夜になると脳をしっかりと休息させられるために、自然に深い眠りが得られるようになるのです。

朝と夜が逆転したような生活を送っていると、脳は正確に自律神経を切り替えて良いのかどうか、判断がつかなくなってしまいます。
夜の時間に脳を覚醒させて、体を緊張状態にしておくべきか。昼の時間に、睡眠に適した状態にしておくべきか、、

睡眠時間が不規則になると、このように脳の判断を鈍らせてしまい、自律神経の切り替えが滅茶苦茶になってしまいます。この状態こそ、まさに自律神経失調症の状態です。

「規則正しい睡眠」に戻したいけれど..

規則正しい睡眠時間

それは分かっているけれど、どうすれば規則正しい睡眠のリズムに戻せるのか分からない。と、考えている方も多くいるでしょう。
確かに、睡眠のリズムは一度崩れてしまうと容易に元には戻せません。不規則な生活を、一度習慣として受け入れてしまっている場合、これを変えることはとても困難なのです。

朝起きようと思っても、身体が怠くて辛くてとても起きられない。これは、自立神経が朝の時間は寝る時間だと思い込んでいるせいです。脳が覚醒されないため、身体全体が活動のために目覚めてくれないのです。

このため一度自律神経失調症にかかってしまうと、いつまで経ってもこうした悪い習慣から抜け出せなくなってしまうのです。

習慣を断ち切るためには

こうした、自律神経の悪い習慣を断ち切るためには、はじめのうちは自身の努力は必要です。長く続いた悪い習慣を断ち切るために、毎日しっかりと「朝から早起き」を心がけます。はじめのうちはもちろんきついですし、辛いのは当たり前だと思ってください。

しかし、3ヶ月も続ければ、朝早く起きることが当たり前になっているはずです。夜眠ることがどうしても困難なら、病院で睡眠薬をもらうこともできます。
最近では、睡眠のリズムを整えるためのサプリメントも販売されています。こうしたものを利用すれば、自律神経の切り替えをスムーズに促すこともできるかもしれません。

睡眠のサプリメントの選び方

 

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