セントジョーンズワートのサプリメント – おすすめは?
セントジョーンズワートは、ストレスや不眠にある程度の効果があることで知られています。
特に、西洋においては医学的にも活用されることがあるほど、ハーブの中でも有効性の高いものです。不眠や憂うつ感などの症状には、比較的効果的なハーブ成分と言えるでしょう。
でも、どのように摂取すれば良いのか分からない。サプリメントを使ってみたいけど、どの商品を選べば良いのか分からない。と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、セントジョーンズワートを含むサプリメントを選ぶ基準と、基準に沿って選んだサプリメントを、一部ですが紹介します。
セントジョーンズワートのサプリを選ぶ基準
セントジョーンズワートを含むサプリメントを選ぶ際、まずは成分・用量を確認するようにしましょう。
しっかりと成分表示がされていない商品や、1日に摂取する量があまりにも多いサプリメントは、副作用や身体への負担が懸念されます。少ない摂取量で、十分に必要量が摂れるサプリメントが効果的と言えるでしょう。
成分をチェックして選ぶ
セントジョーンズワートに含まれる、不眠やうつ症状に有効とされる成分は、「ヒペリシン」と「ヒペルフォリン」と呼ばれる成分です。
そのため、ヒペリシンとヒペルフォリンの成分量が、しっかりと記載されているサプリメントを選びましょう。
セントジョーンズワートを摂取するに当たり、1日に取るべき理想的な量は、
- ヒペリシン 0.4~2.7mg
- ヒペルフォリン 4~27mg
これらを効率的に摂取できるサプリを選びましょう。
参考文献:「St.John’s Wort抗うつ作用を持つ機能性食品としてのハーブ」
著者:東海学院大学 寺嶋 昌代
1粒のサプリメントに含まれるヒペリシンとヒペルフォリンの成分量が少ないと、その分多くのサプリメントを服用することになってしまいます。少ないサプリメントの量で、必要な成分量が摂れるサプリメントを選びましょう。
こんなサプリメントには注意!
セントジョーンズワートには、多くの同類種が存在します。そのため、しっかりとした品質管理がなされていないと、別種と混合する可能性もあります。セントジョーンズワートのサプリメントを選ぶ際は、品質管理が整った製造者から購入することが大切です。
SJW(セントジョーンズワート)は、抗うつ薬の代替として有用なハーブである。
しかし、製品やロットによる成分含量の相違に伴い、期待される作用並びに医薬品との相互作用の発現に大きな差異が生じる可能性があることは、使用者にとってはかえって健康被害を被る恐れに繋がる。今後 SJW 含有製品を有効に利用していくためには、製造者に対し、品質管理の徹底と正しい成分表示を促していく必要があると考えている。
引用文献:セントジョンズワートを含有する健康食品中のヒペリシン及びヒペルフォリン含量
著者:京都健康安全センター 浜野 朋子(first author)
サプリメント製品の紹介
セントジョーンズワートを選ぶ基準となる、成分表示・用量を確認した上で、以下のサプリメントをご紹介しましょう。
- DHC「セントジョーンズワート 30日分」
- ファンケル 「セントジョーンズワート」
DHC 「セントジョーンズワート30日分」について
画像:DHCオンラインショップ「セントジョーンズワート 30日分」
DHC「セントジョーンズワート30日分」には、ヒペリシンの1日の摂取量は1.95mg、ヒペルフォリンは19.5mgと明記されています。成分を細かく検査しているからこそ、自信を持って含有量を明記できていると言えます。このように、品質に自信を持っている製造者のサプリメントは、安心してお使いいただけると考えて間違いないでしょう。
ファンケル「セントジョーンズワート」について
画像:FANCLオンライン「セントジョーンズワート」
ファンケルの「セントジョーンズワート」は、mg単位までの記載はありませんが、セントジョーンズワートに含まれるヒペリシンの含有率が0.3%と明記されています。
これは、一般的にセントジョーンズワートに含まれる含有率と一致していますので、ここから、ヒペルフォリンの含有率は3%であると推測できます。これもまた、安心材料と言える成分表示ですね。
まとめ
サプリメントとは言っても、しっかりとした品質のものを使わないと、含有量にブレがあり、意図せず摂取量が多くなってしまうこともあります。成分量が明記されているかどうかは、品質確保の裏返しと考え、大切な選定基準としてください。
この記事が、セントジョーンズワートを選ぶ際の参考になれば幸いです。