「浅い眠り」を改善して深く眠るには

充分な睡眠時間をとっているにもかかわらず、ぐっすり眠れたという「熟睡感」がないということはありませんか?睡眠の質は、深い眠りをとれているかどうかということが大切です。

もし、あなたが睡眠時間は充分なのに、いつも熟睡したという感じがしないのなら、それは「眠りの質」に問題があります。
眠りが浅く、深い睡眠をとれていないと、昼間の眠気や倦怠感、集中力の低下や、イライラしやすくなったりといった身体の不調が出てくるようになります。

熟睡感がない

寝るための飲酒が、眠りを浅くしていた

夜の寝つきが悪いとき、寝酒に頼る人もいますが、実はこの「飲酒」が眠りの質を悪くしている原因となっている場合があるのです。お酒を飲むと、確かに寝つきはよくなりますが、これも最初のうちだけで、慣れてくると量を増やさないと効果が得られなくなります。

それだけではなく、飲酒後には「ノンレム睡眠」が減るため、睡眠が浅くなるのです。
眠りが浅くなるため、熟睡感が得られず、日中の眠気や疲労感に悩まされます。さらに、悪夢をよく見るようになったり、睡眠中に尿意を催して途中で目が覚めることが増えてしまいます。
また、「睡眠時無呼吸症候群」がある人は、症状が悪化する場合があります。

ストレス発散やリラックスするための晩酌は、楽しみの一つとしては良いと思いますが、眠るための飲酒は、逆に眠りを浅くして睡眠の質が悪くなるのでおすすめできません。

眠りの質は、年齢によって変化する

眠りの質は、年齢によっても変化します。
生まれたての赤ちゃんは、眠ったり起きたりを繰り返して1日16時間も眠ります。思春期の頃には深い睡眠「ノンレム睡眠」が非常に多くなります。これは成長ホルモンを多く分泌するためです。

睡眠の老化が始まるのは35歳頃からで、除々に深い睡眠が減っていきます。65歳以上の老年期に入ると、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚める、朝早く目覚める、眠りが浅くなる。といったことが頻繁に起きるようになります。
これは老化によって脳が衰えるため、深いノンレム睡眠が減るためです。

睡眠時間を制限すると、眠りが深くなる

心身の健康のためには、中身の濃い睡眠をとることが大切です。

そのためには、途中で睡眠が中断されたりして、途切れ途切れに8時間眠るよりも、中身の濃い睡眠を6時間とるほうが、疲労を回復するには効果があります。
中身の濃い睡眠をとるためには、睡眠時間を制限するといいでしょう。

高齢者の場合、加齢のせいで眠りが持続できない傾向にあります。夜中に何度も目が覚めるため、眠りが浅くなり、睡眠不足で長い昼寝をしてしまい、夜眠れなくなるといった悪循環が不眠症に繋がっている場合も多いのです。

睡眠不足だからといって、早く寝床につくことをせずに、いつもより遅めに寝て、朝も早めに起きるようにしましょう。
睡眠時間を短めに制限することで、寝つきが良くなって、深い睡眠がとれるようになります。このように毎日規則的に寝床につくようにすれば、年齢に関係なく、ぐっすりと深い眠りを得ることができるようになるでしょう。

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