メラトニンの睡眠薬は市販されている?
メラトニンは、眠気や眠りの質を深くするための重要なホルモン物質です。海外ではサプリメントとしても販売されています。
日本では、人間の体の中で作り出されるメラトニンは副作用の可能性がある物質とされ、サプリメントとしての販売はされていませんでした。
しかし、最近になって、医薬品として開発され、日本でも販売が開始されました。
メラトニンそのものではないがメラトニン受容体に作用する化合物は、2010年にラメルテオン(商品名ロゼレム)が承認され、適応は「不眠症における入眠困難の改善」である。
体重増加の副作用も指摘されている。出典:Wikipedia「メラトニン-各国での扱い(日本)」
この薬の有効成分ラメルテオンは、メラトニン受容体を刺激する物質です。メラトニンそのものを摂取するわけではありませんが、メラトニンが脳内で分泌された時と同様の効果が見込めるため、入眠困難には一定の改善が見込めます。
メラトニンの睡眠薬は市販されている?
ラメルテオン(商品名:ロゼレム)は医薬品です。医薬品ということは、医師の処方せんがなければ処方してもらえないお薬ですので、当然市販はされていません。
結局のところ、メラトニンを直接摂り込んだり、メラトニン受容体に直接影響を与える薬というのは、副作用の危険性が避けられないため、ドラッグストアや薬局で簡単に購入することはできないのです。
ですが、通販では、海外から個人輸入されているメラトニンの薬やサプリメントを購入することができます。
でも、ちょっと待ってください!メラトニンはホルモン物質で、脳に作用する薬です。副作用が起こる可能性は決して低くはないのです。その上、個人輸入で購入した薬を服用して副作用が起きても、誰にも責任を問うことがでないのです。
メラトニンを増やしたいなら
メラトニンのサプリメントを購入することはできませんが、メラトニンを増やすための安全なサプリメント(市販品)を購入することはできます。
メラトニンの材料となる成分をサプリメントで摂取するのです。
元々メラトニンは体の中で作り出される物質です。適切な材料となるアミノ酸や栄養素を摂取すれば、自ら作り出す力を養うことができます。
むしろ、そうした方が安全性が高く、根本的な不眠対策ができると考えて良いでしょう。
最近では、不眠症を改善するために、メラトニンの材料となる成分を凝縮した、品質の高い国産のサプリメントが多く販売されています。
メラトニンは、健康的な生活を送っていれば、自然と体内で作り出される物質です。適切な栄養素を摂取し、健全な生活習慣を保つように心がけましょう。