起床障害は治らない?理解されにくい、朝起きれない辛さ

起床障害

起床障害というのは、簡単に言えば「朝起きれない症状」のことを指します。

私たちの社会では、朝起きれないというだけでも、「だらしがない」「怠け者」というレッテルを貼られてしまいます。
確かに、朝起きれないという人の中には、夜更かしをしすぎてしまい、単純に朝が起きれない。つまり、自己管理が苦手で就寝時間が遅いというだけの人もいます。

しかし、中にはそうではない人もいるという事は、知っておかなければいけません。

起床障害は治らない?理解されにくい辛い症状

起用障害は、睡眠障害のひとつです。朝、決められた時間に起きようとすると、体が怠くて起きれなかったり、頭がぼーっとして起きれない症状に悩まされます。

中には、脳がほとんど覚醒していないために、目覚まし時計が鳴ったことや、家族に起こされたことさえも記憶していないという方までいます。

こうなると、朝決まった時間に出向かなければいけない、学校や職場に通う事さえも、とても困難になってしまいます。朝起きれないと言うだけで、通常の社会生活を送る事が難しくなってしまうのです。

起きれないと一言に言っても、ここまでの症状は気質的な問題ではなく、睡眠障害の病気のひとつと考え対処するべきでしょう。

自力では治せないの?

上記のように、毎日のように目覚まし時計や家族に起こされても「起きれない」症状は、自分一人の力で治療するというのは、現実的にはとても難しいことです。

こうした症状の背景には、いくつかの原因が考えられます。
近年とても多く見受けられるのが、体内時計のリズムが著しく乱れる事によって起こる「概日リズム睡眠障害」の症状です。

体内時計と睡眠 – 該日リズムとは

1日を24時間と考えた時に、一般的な人の場合、夜に眠くなり、朝に眼が覚めるというリズムは自然と体内で作られているものです。

これは、太陽の光などから作られる、「同調因子」と呼ばれる脳内の時計因子が、1日24時間のリズムを規則的に保ってくれているためです。
この機能がなんらかの理由によりうまく作動しないと、朝に眼が覚めて夜に眠くなるというリズム自体が、徐々にずれていきます。

これが、概日リズム睡眠障害の全体像です。

朝の時間になっても、頭と体は、まるで深夜に目が覚めた時のように、ぐっすりと睡眠の状態を維持しています。
この時に無理に起こそうとしても、脳は深い休息状態にあるわけですから、まともに反応してくれません。

また、体は脳の休息に伴い、ほとんどの器官を休息状態にしています。無理に動かそうとしても、体が怠く感じたり、力が入らない。胃が気持ち悪かったり、お腹の調子が良くない、頭痛や目眩がするというのも、当然のことなのです。

こうした症状を自力で治すというのは、とても根気のいることです。

起床障害の対処法

起床障害の対策

起床障害を治すためには、まず夜の早い時間に眠り、朝には早く起きるという事を、無理にでも継続させることです。ただし、いきなりこれを実践しようとしても、ほとんどの人が失敗に終わるはずです。

まず、朝起きるということが難しいでしょうし、起きたとしても日中に酷い眠気や倦怠感に襲われるはずです。
通常、起床障害の対処方として、まずは夜の寝る時間を早め、固定させるための睡眠薬が処方されます。

この時使う睡眠薬は、作用時間が短い、比較的効果も軽い物が使用されるはずです。
睡眠薬は長く使うと習慣化してしまいますので、遅くとも2週間以内には止めるようにすべき薬です。

睡眠時間が早くなれば、徐々に朝目覚める事が苦痛ではなくなってくるでしょう。
こうなると、朝早く起き、朝から太陽光を浴びることによって、徐々に目覚めの質が良くなっていきます。
朝の目覚めが良く、日中に活動的になれれば、ごく自然に夜も眠くなります。

ここから、健康的な睡眠のサイクルが生まれるはずです。

一度早寝早起きが実践できれば、2〜3週間同じサイクルを続ければ朝起きることも苦痛ではなくなってきます。

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