仕事のストレスが吐き気の原因?吐き気の本当の原因と対策は

Nausea

「仕事にかかわる行動をすると吐き気がする」という症状に悩まれている方は少なくありません。職場や仕事内容がストレスになっていると自覚している方もいる一方、仕事は好きだし、職場環境も悪くないのに吐き気がして辛いという方もいらっしゃいます。

吐き気は、通常は悪いものを食べたり不快な状況に置かれたりして、何らかの形で生命に危険がある場合に起きるものです。しかし、特定の状況下で起きる吐き気や頭痛は、身体からのSOSの可能性があります。原因はストレスかもしれませんが、潰瘍、炎症、糖尿病などが隠れている場合もあります。

またストレスは、自覚のあるもの以外にも、自覚できないほどの小さな「嫌な事」が積み重なっても、放置するとある日突然大きな症状として現れることもあります。うつ病、双極性障害などにつなげないようにするためにも、日頃の生活の見直し、改善に取り組みましょう。

吐き気を抑えるには?

睡眠薬の種類

出勤前、出勤途中などで吐き気に襲われると不安が高まります。出勤するにしても、休むにしても、まずは「吐き気をどうにかしたい」と思うのではないでしょうか?

そんな時に頼るのが市販薬でしょう。しかし、市販薬では基本的に「吐き気を抑える制吐剤」はありません。しいて吐き気を抑えることができる薬と言えば、「乗り物酔い止めの薬」です。
吐き気の原因は様々で、病院で処方される薬も、症状や原因に応じて様々なものを使い分けているのが現状です。

「とにかく一時的に吐き気を抑えたい」という場合は、「乗り物酔い止め」の薬を服用すると良いでしょう
ただし、市販薬ですから長期の服用には適していません。また眠気、ふらつきなどの副作用が現れやすいので、添付の注意書をしっかりと読み、車の運転は避けるなどした方がよいでしょう。

漢方薬と不眠

市販薬で制吐剤はありませんが、漢方薬には制吐作用のあるものがあります
吐き気に有効な生薬としては、「半夏(はんげ)」「生姜(しょうが)」を配合したものが一般的です。ストレス性で気分の落ち込みがあるなら、「蘇葉(そよう)」と「厚朴(こうぼく)」を配合した「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」が有名です。

ただし、漢方薬は副作用が少なく複数の症状に作用する反面、個人の体質や状態によるところが大きく、中には以下のような症状が出る場合があります。

漢方薬の副作用

  • 吐き気が増す
  • 胃腸の不快感が出る
  • 発疹・皮膚の赤み
  • かゆみ

薬局で市販の漢方薬を購入する場合は、薬剤師にしっかり相談することが大切です。漢方薬局で購入すればより安全です。

aroma

十分な医学的証拠はありませんが、実際には効果がみられ、代替医療の一環として利用されるのがアロマです
治療、改善はできませんが、一時的に吐き気を抑えることができます。特にストレス、不安障害などの緊張によって起きる症状はリラックスすることが重要です。この点でアロマはすぐれた効果があります。

【吐き気を抑えるための使用方法】
ハンカチに1~2滴アロマオイルを垂らし、鼻にあててゆっくりと深呼吸をします。

吐き気を抑えるのに有効なアロマ

  • ローマンカモミール
  • ペパーミント
  • ラベンダー
  • ブラックペッパー
  • メリッサ

ただし、アロマオイルと表示があればどれでもいいわけではありません。人体に使用する場合には「エッセンシャルオイル(精油)」と記載されているものを選んでください。

その吐き気の原因は?

驚き

吐き気が起きる主な原因としては、「食べ物」「病気」「精神的刺激」の3つがあります。

吐き気は、嘔吐中枢が刺激されることで起こります。この嘔吐中枢は脳幹にあり、生命維持を司る部位です。つまり、嘔吐も生命維持機能の一つで、体に何かしらの異常が起きているサインなのです。

吐き気の原因を見分けるには、食事に関係するかどうかが一つの目安です。

  • 食後に吐き気や嘔吐が起きた場合:食べ物に良くないものが混じっていた可能性がもっとも高いといえます。
  • 食後に吐き気のみが起きた場合:急性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの可能性があります。消化器内科を受診しましょう。
  • 食事に関係なく繰り返し起きる場合:糖尿病、肝臓病、腎臓病、妊娠、婦人科系疾患の可能性があります。内科を受診しましょう。

吐き気の原因に、ストレスが関係していることは多くあります。この場合、「過敏性腸症候群」を起こしている可能性が高まります。これは、自律神経のバランスの乱れによって、胃や腸の働きが過剰または低下することが原因のひとつです。

過敏性腸症候群の主な症状

  • 腹痛
  • 腹部の不快感
  • 下痢
  • 便秘
  • 吐き気

特に男性は腹痛と下痢、女性は便秘を起こすことが多いようです。
このような症状があるのなら、まずは消化器内科を受診しましょう。

過敏性腸症候群もそうですが、前述の急性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因に、ストレスがあることもあります。場合によっては、内科・消化器内科から精神科・心療内科に紹介されることもあります。
まずは内臓疾患を治療することが先決だと理解しましょう。

ストレスへの対処をしっかりと!

温泉

どのような症状でも同じですが、身体症状があれば、まずは身体症状の治療から始めましょう。なぜなら、精神的な問題から派生する身体症状のほとんどは、その他の臓器、血液、神経、脳などあらゆる病気による症状と同じだからです。

病気は血液検査、MRIなどで判別が可能です。しかし、ストレスや精神疾患が原因だと決めつけると、重大な病気を見落としてしまう可能性があります。

もちろん、ストレスなどによって引き起こされる問題が、身体症状の原因である場合も多々あります。症状を悪化させている場合もあります。心身の不調が現れたら、病気の特定をすると同時に、ストレスへの対策を行うことが効果的です。

ストレスへの対処法

ストレッサー(ストレスの原因)を回避する

職場にストレッサーがあるなら、異動願いを出す、仕事の役割を変更してもらう、休職・転職するなど、信頼できる上司や権限のある人に相談すると良いでしょう。

周囲に頼る

仕事や家事の負担が大きい場合は、周囲に理解を求め、手助けしてもらうようにしましょう。助けを求めるのは、「逃げる事」でも「負ける事」でもありません。
頼れる人がいないと感じる時は、カウンセラーを利用するのも一つの方法です。

考え方を変える

極端な考え方の偏りが、不要なストレスを作り出している場合があります。
特に、「~でなければいけない」「こんなことはあってはいけない」という考え方は、周囲との軋轢(あつれき)を生みやすい考え方です。また、良い事も良い事と受け止められず、悲観的になってしまう考え方、相手の意図を決めつけたり、深読みする考え方は自分で自分を苦しめる考え方です。

誰でも譲れない部分はあります。しかし、極端にその考え方に囚われているのなら、改善した方が生きる上でのバランスを取りやすくなります。

考え方の偏りについては以下の記事をご覧ください。

ストレス解消法を増やす

もっともオススメなのは適度な運動です。ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動は、ストレス解消効果、睡眠促進効果、肥満解消効果などがあります。また、ストレスによる心身の緊張緩和の効果が高いのはヨガ、ピラティス、散歩などです。

毎日できる簡単な運動や、週3日1回30分~1時間程度の運動を、生活習慣として取り組むとよいでしょう。
他にも、カラオケ、アロマテラピー、趣味に取り組むなど、自分が楽しめることを積極的にやってみましょう。

しかし、ショッピング、課金ゲーム、アルコールなどは依存に陥りやすいので避けましょう。

ストレス耐性を高める生活と食事を心がける

食べ物

考え方の見直し、ストレス解消法をしても、外からくるすべてのストレスを解決できるわけではありません。しかし、ストレスによるダメージを受けた時、脳や臓器がしっかりと防御できれば、ダメージは小さくてすみます。そのために大切なのが生活と食事です。

生活が乱れると自律神経のバランスが崩れ、ストレスを受けた時に様々な機能の働きが崩れます。これが、不眠、胃痛、頭痛などにつながります。自律神経は、規則正しい生活と適度な運動でバランスを調整できます

また、ストレスを直接受けるのは脳です。脳から防御するための指令が各器官に伝達されますが、この時に伝達のための物質の原材料が、食事から摂る栄養素です。必要な栄養素が不足すると、十分に防御できず、ダメージが大きく感じられてしまいます。

通常は、栄養バランスの取れた食事を心がけることで問題ありません。しかし、ストレスを受けやすいと感じるなら、以下を積極的に摂取するように心がけましょう。

ストレスに効果のある栄養素

  • ビタミンC
  • カロチン
  • カリウム
  • マグネシウム
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