深夜勤務で睡眠不足に.. 辛い不眠 – 眠れる方法は?

深夜勤務

夜の時間に出勤し、働くことのある「深夜勤務」に従事している方の場合、どうしても睡眠時間が不規則になりますし、体調の様々な不調は避けがたいものです。

具体的には、日中の眠気極度の倦怠感などが挙げられます。それだけではなく、自律神経にも影響を与えるため、食欲不振消化器官の不具合、例えば下痢便秘や、腹部の違和感など、様々な症状を伴います。

身体的な症状だけではなく、その性質上、脳の覚醒を正常にコントロールできず、神経伝達物質(セロトニン)の分泌が不足し、気分障害(憂鬱感、イライラなど)が起こることも充分に考えられます。

深夜勤務の辛い不眠症 – 眠れる方法は?

このように、仕事の時間によって不規則な睡眠を強いられ、睡眠障害を引き起こすことを「交代勤務型睡眠障害」と呼びます。
仕事と生活習慣に深く根ざした病気(睡眠障害)のため、この症状を根本から治療することはとても難しく、極論から言えば、勤務時間もしくは仕事を変えること自体が一番の治療となります。

しかし、現実にはそうも言っていられません。仕事を変えるということは、ほとんどの人にとって、簡単なことではないはずです。

シフトの時間の組み方で改善することも

仕事自体を変えることは難しくても、中にはシフトの時間を調整することができる人もいるかもしれません。そうした場合は、最も負担のないシフトの組み方に変えてもらうことをお勧めします。
以下のような組み方をすると、体への負担がとても軽くなります。

日勤(昼間の勤務)の次の日は、準夜勤の勤務。準夜勤の勤務の次の日は、深夜の勤務。深夜勤の次の日は、休み。

日勤 → 準夜勤 → 深夜勤務 → 休み

このような勤務にしておけば、体内時計を徐々に後ろにずらしていくことができるため、体への負担は少なくなります。

しかし、それでも体への負担は多少は避けられない部分があります。人によって、睡眠の適応力は変わってくるため、あまりにも過度な負担を感じるようであれば、勤務体系を変えてもらうなど、なんらかの対策をとらなければいけません。

深夜勤務の後に、どうしても眠れないという場合は、短時間作用する睡眠薬を使用してみるという方法もあります。ただし、これも根本的な対策ではありません。
あくまでも対処療法ですから、なるべく早く睡眠薬を使わないようにしなければいけません。

最近では、睡眠薬は安全なものというイメージが浸透しつつありますが、長い期間睡眠薬を使っていると、常習性や依存の問題が必ず出てきます。

なるべく睡眠薬以外で対処できる方法を模索してみましょう。

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