昼間眠いのに夜は眠れない – おすすめのサプリメントは
夜になると目が冴え、昼間にやっと眠気がやってくる。
本当は朝の時間に起き、昼の時間にしっかりと活動したいのに、それができない。これでは本人も、強いストレスを感じてしまいます。
- 夜眠ろうと努力しても、眠くならない。
- きちんと眠ったはずなのに、朝起きれない。
- 昼になると強い眠気が襲ってくる。
- 無理に起きると体がとても怠く、気分も沈みがちになる。
なんとかしないといけない、とは思っていても、夜に早く眠れない。せっかく早く眠れても、結局昼間に眠いのは変わらない。これでは、改善しようにも解決のしようがありません。
一体、根本的な問題はどこにあるのでしょうか?
昼間眠いのに夜眠れない理由
こうした症状の原因は、ほとんどの場合が、概日リズム睡眠障害という症状で説明がつきます。概日リズム睡眠障害とは、簡単に言えば体内時計がずれてしまう症状のことです。
通常の社会生活とは異なる、睡眠のリズム(体内時計)が定着してしまい、それを戻すことができなくなってしまっているのです。
もう少し具体的に説明してみましょう。一般的には、私たちの生活のリズムは朝の7時頃から活動を始め、夜の11時くらいには眠る準備を始めます。これが、本来の体内時計の時間だとも言えます。
概日リズム睡眠障害は、この体内時計が全く異なります。例えば、眠り始める時間は朝の3時〜4時頃で、起床の時刻は昼の12時。というふうにです。
ずれる時間のサイクルは人により違いがあります。ただ、いずれにしても一般的な社会生活からずれた時間になってしまうと、仕事中に酷い眠気が生じたり、起きているのがやっと、というような倦怠感に襲われたりします。
不規則な睡眠時間の治し方
このような、概日リズム睡眠障害の原因は、はっきりと特定されているわけではありません。もちろん本人の生活習慣に問題がある場合もあります。
深夜まで起きていることが習慣化されてしまうと、自然とそのような体内時計が出来上がってしまいます。
そうではなく、時計遺伝子と呼ばれる、体内時計を制御している遺伝子に異常がある場合も考えられます。
治療法には、睡眠時間を正常に戻すための方法が必要となります。睡眠薬を一定期間服用し、眠る時間を夜の時間に固定させるという方法もあります。
朝の時間に、太陽光に近い強い光を浴び、体内時計を矯正させる高照度光療法(光療法)という治療法もあります。
おすすめのサプリメント
薬物治療には、メラトニンと呼ばれる、脳の中で分泌されるホルモンを増やす方法が有効です。メラトニンは、神経ホルモンの1つですが、その特徴から「睡眠ホルモン」や「自然の睡眠薬」というふうに呼ばれています。
メラトニンが分泌されることによって、夜の時間になると自然と眠気が促されるという特性があるからです。
また、ビタミンB12の不足が、メラトニンなど、神経ホルモンの分泌を阻害する可能性も指摘されています。
このため、サプリメントでメラトニンを作り出す材料となる栄養素や、ビタミンB12など、正常な体内時計を維持するために必要な栄養素を摂取することは、概日リズム睡眠障害を改善するために有効な方法です。
最近では、こうした必要な栄養成分を含んだ、睡眠の質を改善するためのサプリメントも販売されています。
睡眠薬は、副作用や依存性が気になるという方は、サプリメントによる安全な根本治療から始めてみることをお勧めします。