眠れない時は「寝ない」のが正解?寝る方法はある?

明日は早く起きなければならないのに、どうしても眠れない。寝ようとすればするほど眠れない。。
頑張って眠ろうとすればするほど、かえって眠れないことがプレッシャーとなって眠れない。

眠る眠らないの綱引き合戦。

不眠症に悩んでいる方なら、こうした状況がよく理解できるのではないでしょうか?
こんな時、無理にでも眠りにつこうとすると、余計に緊張感が高まり、眠くなくなってしまいます。無理にでも眠るのが正解なのか、それとも、起きているべきなのか。

どうすればスムーズに眠りにつけるのでしょうか。

うつ病と不眠症

寝よう寝ようと頑張っても・・・

実は、寝よう寝ようと頑張ると、これが心理的なプレッシャーとなり、余計に不眠症に悩まされる原因にもなるのです。
眠れないこと自体を恐れ、余計に眠れなくなってしまう、いわゆる「精神生理性不眠症」も、不眠症のひとつです。

不眠症は睡眠の量が不足していたり、睡眠の質そのものが悪い状態です。精神的なストレスや環境の変化、不規則な生活、なんらかの病気を患っている場合など、さまざまな原因が引き金となります。

たとえ不眠症が改善されたとしても、以前の不眠症の経験がきっかけで、眠れないこと自体を恐れるようになり、緊張感や不安感、苛立ちなどの症状が続き、さらに眠ることが難しくなってしまいます。
これが、精神生理性不眠症の恐ろしい面なのです。

一体どうしたらいい?眠れない夜は

それでは、頑張って寝ようとしても眠れない場合は、一体どうすれば良いのでしょうか。

これにはいくつかの方法がありますが、いずれも、無理に眠ろうとしないことが大切です。まず、緊張感や不安感を取り除き、心も体もリラックスさせるために、いったん布団から出て「別に眠れなくてもいいや」と考えてみましょう。
「眠れなくても、すぐに大変なことになるわけではない」と冷静に考え、自らをリラックスさせるための行動をとります。

昔から、ハーブや野菜には、睡眠を安定させる効果があると言われています。カモミール、ラベンダー、セージなど、ハーブティーとして飲んでみるのも大変効果的な方法です。

ハーブティー

ハーブティーは、気持ちをリラックスさせるためには有効な方法。

不眠がすぐに改善するわけではありませんが、気持ちを落ち着かせるのに役立ちます。

また、精神生理性不眠症の治療で、漸進的筋弛緩療法と呼ばれるものがあります。
これは全身の筋肉や特定の筋肉を順序だてて弛緩させ、リラックス状態のまま眠りへ誘うという方法です。

筋肉を弛緩させる際には、ゆっくりとした深呼吸をしながら行います。そしてもっとも重要なのは、普段から規則正しい生活を心がけ、ストレスや疲労を溜め込まないことなのです。
ストレスや疲労は、眠りにも大きく影響します。もしも原因を取り除くことができれば、より良い眠りを手に入れることができるでしょう。

それでも眠れない!そんなときは

色々な方法を試したけど、どうしても眠れない。そんなときは、市販の睡眠改善薬を使う方法もあります。

これは、薬局で処方箋なしで購入できる薬で、一時的に眠気を催すことができます。ただし、慢性的な不眠症の場合、医師の指導による治療や服薬が大切です。慢性的な不眠の場合は、睡眠改善薬を服用し続けると、薬に耐性ができてしまい、かえって逆効果になります。

睡眠改善薬を使用するなら、1日~2日の使用に留めてお使いになるのが正しい用法です。

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