テアニンの効果 – 不眠とストレスの改善に!摂取方法は

緑茶のテアニン

「テアニン」は、緑茶に含まれることが知られる緑茶のうまみ成分のアミノ酸です。
最近では、抗ストレス効果や睡眠の質を高める効果が注目され、多くの研究や実験も行われている成分でもあります。

このテアニンについて、効果や摂取方法を詳しく解説していきたいと思います。

テアニンとは

テアニンは1950年に玉露から発見されたアミノ酸です。茶の旧学名「Thea sinenis」から「Threanine:テアニン」と命名されています。

テアニンには以下のような、多くの効果があります。

  • リラックス効果
  • 抗ストレス効果
  • 睡眠の質を改善
  • 月経前症候群(PMS)の症状軽減
  • 更年期障害の改善
最近では、ガムや菓子類をはじめ、清涼飲料水やサプリメントなど、多くの食品や飲料物に利用されています。

テアニンの効果

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先ほどご紹介したテアニンの効果について、詳細にご紹介します。

リラックス効果

水を飲むと副交感神経が刺激され、リラックス効果があることは知られています。
ただし、水の場合はすぐに効果がなくなりますが、テアニンが含まれている場合は1時間近くも持続すると言われています。

リラックス効果の測定について、太陽化学株式会社総合研究所および愛知淑徳大学で行われた研究結果をご紹介しましょう。

本研究ではボランティア8名に対して、無味無臭である水・テアニン50mgまたは200mg服用後の脳波を測定した。

その結果、テアニン200mg含有水の服用により後頭部・頭頂部にα波の出現が見られ、また、テアニン50mg含有水服用でも高不安域群ではα帯域のパワー値の増大が観測された。

このことにより、テアニンがリラックスをもたらすことが明らかになった。

引用文献:L-テアニンのヒトの脳波に及ぼす影響

著者:小林 加奈理ほか

α波はリラックスしているときに出現する脳波であり、テアニンの摂取によってα波の出現や増大が測定され、リラックスしたことを示しています。

抗ストレス効果

テアニンのもつ抗ストレス効果については、静岡県立大学薬学部での研究報告があります。

対面飼育条件下においても、テアニンを含む水を飲水として摂取していたマウスでは、老化の促進は全く認められなかった。

このことから、テアニンはストレスを緩和することにより、老化の促進を抑制していることが示唆された。

引用文献:社会心理的ストレスによる老化の促進とテアニンの抗ストレス作用

著者:海野けい子

対面飼育:対面飼育と言うのは、実験動物にストレスを負荷する方法の一つで、マウスのいるケージに違うマウスを移動させて行われます。そうすることで、自分の縄張りに入ってきた侵入者(マウス)からの攻撃による社会心理的ストレスや、身体への直接ストレス、侵入者となったマウスにはケージが変わることの物理的ストレスなどが付加されるのです。
この報告では、テアニンがストレスだけでなく、老化の抑制にも効果があることが明らかにされました。

睡眠の質を改善

テアニンは寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまうなどの症状を改善する効果があります。

睡眠の改善効果については、太陽化学株式会社と国立精神・神経センター精神保健研究所より、以下の報告がなされています。

有意差こそ見られなかったが、L-テアニン条件でより良好な入眠経過評価傾向を示しており、L-テアニンは強くはないが入眠促進作用を持つ可能性は高いと考えられる。

~(中略)~

睡眠効率ではプラセーボ条件が93.8%であったのに対し、L-テアニン条件では96.6%と有意に改善していた。
この結果は、L-テアニンの睡眠改善効果が睡眠時間の延長によるものではなく、睡眠の質的改善によるものである可能性を示している。

引用文献:アクチグラフを用いたL-テアニンの睡眠改善効果の検討

著者:小関 誠ほか

この報告では、寝る前にテアニンを摂取することで、すんなりと入眠でき、睡眠の質も改善できる可能性が示唆されました。

月経前症候群(PMS)の症状軽減

月経がはじまる2週間くらい前から、

精神的症状

  • イライラ
  • 不安感など

身体的症状

  • 眠気
  • 頭痛
  • 手足の冷えなど
を感じることがあり、これらを月経前症候群(PMS)と呼んでいます。
PMSの諸症状は女性の8割が体験しているもので、感じ方は年齢によって変化するものと言われています。

月経の前にテアニンを摂取することで、これらの症状を改善することができます。

更年期障害の改善

更年期障害は、ホルモンバランスが崩れることで、以下のような症状が現れる、閉経前後に発症しやすい病気です。

身体的症状

  • 肩こり
  • 多汗
  • 頭痛
  • 肩こりなど

精神的症状

  • イライラ
  • 不安
  • 物忘れなど
テアニンを定期的に摂取することで、これらの症状を改善することができます。

テアニンを摂取するには

食事中の女性

冒頭でも記載したとおり、テアニンは玉露から発見されたアミノ酸です。もちろん、玉露のみでなく、緑茶であればどのようなものでもテアニンが含まれていると思って良いでしょう。

テアニンは、副作用などが心配される成分ではありませんので、摂取量に制限はありません。
テアニンの摂取量は1日200mgというのが一般的のようですが、個人的な差があり50mg程度でも効果があるという人もいます。

湯呑み一杯で、煎茶には10mg、玉露で34mgほどが含まれますから、20杯は飲む必要がありますね。ただし、緑茶の場合ではカフェインが含まれているので、たくさん摂取することには注意が必要です。

テアニンのサプリメント

テアニンだけを摂取するなら、サプリメントが手軽で良いでしょう。テアニンのサプリメントは、各社から多くの商品が販売されています。

また、飴やガムなどのお菓子でも摂取可能で、テアニンを含む飴などは、1粒で50mg摂取できるというようなものもあり、手軽で便利ですから自分にあったものが見つかりやすいでしょう。

まとめ

テアニンは、副作用もなく、摂取制限もない成分で、体に良い多くの効果をもった成分です。お茶を飲みながら、サプリメントやテアニン添加の食品などを併用すると良いかもしれません。

いずれにしても、手軽に摂取が可能な成分ですので、積極的に摂取したい成分と言えますね。

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