不眠症のほとんどはストレスが原因 – 正しい対処法は?

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不眠症の原因は、ほとんどの場合、何かしらのストレスに起因することが多いものです。ですから、不眠症の治療は時にとても複雑となり、簡単には治せない事例が増えています。

眠れないことに悩んで病院を受診すると、比較的簡単に睡眠薬が処方され、一時的には眠れるようになります。
しかし、不眠症の原因を特定し、根本から治療しなければ、不眠の症状から解放されることはありません。

そこで、不眠症の正しい対処法についてお教えします。

不眠症の原因はストレス

もしあなたが不眠症に悩んでいるのなら、思い当たるようなストレスはないでしょうか?

ストレスと言っても、その種類はあまりにも多岐に渡り、その原因も山のようにあります。もしかすると、自分でも気がついていない、ちょっとしたことかもしれません。

  • メールの返信が返ってこないのが気になる。
  • 明日の仕事の打ち合わせで、何を話せばいいだろう。
  • 最近飼い犬の元気がない。
  • もう寝ないといけないのに、眠れない。なんだか不安だ。
  • 布団が重い、枕も合っていないし、ムズムズする。
これらを見て「大したことじゃない。いちいち気にしていられない」と思った方は、あまり気にする必要はないでしょう。
でも、「どれもこれも当てはまる」と思った方は、ちょっとしたストレスがきっかけで眠れなくなってしまう可能性が高いと言わざるを得ません。
ウソみたいな話ですが、本当にこのような些細なストレスがきっかけとなって、ひどい不眠の症状に悩まされることがあるのです。

このように、ちょっとしたストレス(不安緊張、何か考え事)が頭の中に居座っている間は、神経が刺激され続け脳を覚醒させてしまいます。「脳が覚醒している」ということは、つまりは「眠れない」ということなのです。

不眠症を増大させる「精神生理性不眠」

不眠症の悪化

特に厄介なのは、「眠らないといけない。なのに眠れない」という症状。
このような不眠の症状を、睡眠障害の医学用語では「精神生理性不眠」と呼びます。

この精神生理性不眠では、ちょっとしたきっかけで眠れなかったことが、さらに大きなストレスとなってしまい、余計に眠れなくなってしまいます。また、精神生理性不眠では、不眠症の症状は何倍にもひどくなってしまいます。
一度、精神生理性不眠になると、ここから抜け出すことはとても困難です。

不眠症からうつ病へ

不眠症の症状は、日中の気分活動の質にも大いに影響します。ですから、不眠症によって憂うつな気分がひどくなってしまい、うつ病へと発展するケースというのもよくあります。

神経症(軽度のうつ病や、不安神経症)になってしまう前に、早い段階で不眠症の治療をすることで、ストレスの増大や不眠症の早期克服ができる可能性が高くなります。
また、ストレスが原因の軽度の不眠症の場合、短時間作用型の睡眠薬を使うことにより、不眠症の症状を克服できることがあります。

そうは言っても、睡眠薬には副作用や依存性があります。基本的には、睡眠薬の使用は2週間程度に留めるようにしましょう。

睡眠薬の過量投与による危険性

睡眠改善薬、睡眠補助薬

実は、睡眠薬に頼りすぎることで、余計に不眠症や憂うつ感が強く出てしまう方も多くいます。睡眠薬の使い方が問題なのです。

このことは、海外では大きな問題となっています。

英国では英国医学会議(en:General Medical Council)が、ベンゾジアゼピン離脱症候群の管理について医師への過失を問う提議を行っている。

例えば、睡眠薬の中止、抗不安薬の急激な減量、(ジアゼパム等価用量など)置換療法の開始の失敗、重篤な離脱の影響を緩和するための増量の失敗、離脱症候群の可能性についての患者への注意義務違反など、これらの医師の過失について医学会議は査察を行っている

出典:Wikipedia -ベンゾジアゼピン依存症(法的な対応)-

ベンゾジアゼピンというのは、日本でも最も多く処方されている睡眠薬の種類です。

最近では、日本国内でも、精神科医や心療内科医の向精神薬(睡眠薬や抗うつ剤)の過剰な投与が大きな問題となり、薬の処方についてのルールが改正されたという経緯があります。

厚生労働省によれば、日本では諸外国より精神科での多剤投与が多く、これが、過量服薬(オーバードーズ)による自殺未遂が後を絶たない素因になっていると指摘されている。

また、中毒の危険性がある薬を処方しているにもかかわらず、用量の順守や、あるいは血液検査などの安全管理がなされていない事例もある。

出典:Wikipedia -多剤大量処方-

このように、ストレスから不眠症を発症し、気づかないうちに睡眠薬や向精神薬を多量に処方されてしまっていたというケースがあるのです。
これをきっかけに、日本では、3剤以上の睡眠薬や向精神薬を一度に同時に処方することはできなくなりました
もし、3剤以上が処方されている場合は、すぐに担当の医師に相談しましょう。

さいごに

寝溜め

不眠症は、なるべく薬に頼らずに解消させることが大切です。
不眠症を、自分で解消するための「実践的な方法」を、以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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