過眠症は治らない?治療方法はある?

充分な睡眠時間を取ったにも関わらず、一日中眠い。せっかくの休日も睡眠時間に充ててしまう。
このような方は、『過眠症』と呼ばれる病気の可能性が考えられます。

過眠症

過眠症とは、眠ってはいけない場面で居眠りしてしまったり、眠りから醒めたあとも起きるのが辛く、ついついぼんやりしてしまう、といった症状が特徴的です。

中には、記憶障害や不安感、気力の減退などを引き起こすケースもある睡眠障害です。
ご存じの方も多いかもしれませんが、世界で日本人がもっとも多いとされる睡眠障害のひとつである『ナルコレプシー』という病気が問題となっています。

ナルコレプシー
ナルコレプシーとは、日中において場所や状況を選ばず起こる強い眠気の発作を主な症状とする脳疾患(睡眠障害)である。

引用:Wikipedia「ナルコレプシー」

未だにナルコレプシーの原因は、はっきりとは判明していません。
この症状は、本人の意思とは無関係に状況や場面を問わず強い眠気に襲われる症状です。厄介なのは「ただの居眠りではないか」と、周囲からの理解を得られず苦しむことがあるということです。

日本では、1万人に16人~18人の割合で、全国には約20万人も患者さんがいるため、私たちにとって大変身近な睡眠障害と言えます。

ナルコレプシーの患者の数

1万人に16〜17人の割合

全国では約20万人の患者数

※日本国内での場合

自らの生活に支障が出てしまう過眠症。その原因は、どこにあるのでしょか。

さまざまな原因が考えられる過眠症

過眠症の原因は様々です。
たとえば、季節性うつ病(季節性情動障害)と呼ばれる気分障害を患っている場合も、日中の強い眠気の症状が現れる場合があります。
日頃のストレスや日照時間の短さから、神経伝達物質であるセロトニンが減少するなどして、冬になると気分の落ち込みが見られ、それが過眠症を引き起こしているケースです。

季節性うつ病・季節性情動障害

季節性情動障害とは、うつ病のサブタイプの一つで、ある季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなどの症状が出る気分障害。冬季うつ病、季節性気分障害、季節性感情障害などともいう。
抑うつ、倦怠感、気力の低下、過眠、過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲する傾向が強まる)などの症状が見られるのが特徴。患者の大部分は、冬以外の季節では健康な状態であることが多い。

引用:Wikipedia「季節性情動障害」

たとえ充分な睡眠時間を取っても、朝起きるのがつらく、日中も居眠りしています。
また、なんらかのストレスにより夜に満足に眠れず(不眠)生活習慣が乱れてしまい、日中に眠くなる場合もあります。当然、生活リズムも乱れ、過眠症のみならず様々な病気の入り口ともなります。

また、脳障害や線維筋痛症、尿毒症などのまったく異なる病気により過眠症が引き起こされる場合もあります。
肥満を要因とした睡眠時無呼吸症候群などで、夜間の睡眠が阻害され、日中に過眠症が起こるというパターンも考えられます。

睡眠時無呼吸症候群

家族などの同居者がいない場合、この病気の発見は非常に遅れる。特に自覚症状が弱い場合は誰にも発見されないため、その状態が徐々に悪化して深刻な問題を起こしてしまう。
よくある深刻な問題の例は、自動車の運転中に強い眠気が発生し運転操作を誤って人身事故になることである。そしてこういう事故をきっかけにこの症状を知るというケースが目立つ。

また、同居者がいてもこの病気に関する情報を持っていなければ、単に「いびきをかきやすい性質」としか認識されず、治療開始が遅れることもありえる。
睡眠時無呼吸症候群に特有のいびきは、通常の一定リズムではなく、しばらく無音のあと著しく大きく音を発するという傾向・特徴を持っている。

引用:Wikipedia「睡眠時無呼吸症候群」

それでは、過眠症に対する治療法はどのようなものがあるのでしょうか。

過眠症は治せる?治せない?

医者の説明

過眠症は、自分の力ではどうしようもできないことも多い。

過眠症の治療法として大切なポイントは、『専門の医療機関による診療』と『生活習慣の改善』の2点が挙げられます。専門の医療機関を受診することにより、適切な病気の処置を行い、医師の指導や協力のもとに治療を行うことができます。

上述したように過眠症の原因は様々ですので、まずは医師による原因の特定を行うことが大切になります。
過眠症の治療には、高照度光療法メラトニン療法などがあり、体内時計を調節したり、メラトニン分泌を調節するといった方法があります。

また、より良い睡眠をするための睡眠薬の処方もあります。
ナルコレプシーの場合、モディオダールなどの精神刺激薬を使い、眠気や睡眠発作を緩和する方法もあります。

次に大切なポイントは、生活習慣の改善です。暴飲暴食や、眠る前にPCやスマートフォンの画面を見ることを控え、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
夜の睡眠不足が原因で日中に眠くなることを防ぐため、充分な睡眠を確保することが大切なのです。

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