考え事で眠れない時の対処法 – 夜に別れ話が多い理由

寝る前になると、悩み事や考え事が頭に浮かんで眠れなくなるといったことは、誰でもあるのではないでしょうか。
夜中の考え事というのは、何故かだいたいがあまり考えたくないようなネガティブなことが多いものです。日中は考えないようにしようと思っていてた事が、寝る前になるとフタを開けたように頭に浮かんできます。

そして、解決できないまま悶々とした気持ちになって、眠れなくなるのです。

寝る前の考え事

寝る前に考え事をしてはいけない理由

夜は、日中の活動で脳が疲れている時間帯です。ですので、脳の考え方や捉え方が感情的・情緒的になりやすいのです。とくに理性的な判断や冷静な分析を行うには向いていない時間帯となります。

夜は、前頭葉などの大脳皮質が疲労してくるため、理性や冷静さのフタが外れたように、抑えていた感情が湧き出てきてしまいます。
逆に、ぐっすりよく眠れた翌朝は、脳の疲れが回復しているので、理性的・倫理的な判断力が冷静さを取り戻してきます。

夜に考え事をすると別れ話に発展しやすい?!

夜、日中の出来事を反省したり考え事をすると、ネガティブな方向へ発展しやすいですので、心配事や悩み事はより大きくふくらみがちになります。

恋愛問題や、会社での人間関係などで悩んでいる場合、自分だけでどんどん悪い方向へ考えがふくらんでしまい、最後には「もう会社を辞めよう」「彼とは別れよう」といった早計な結論を出しかねません。

また、夜遅い時間では脳が疲れて眠気が強くなっています。このようなときは、うつ傾向も強くなってきます。つい悲観的になったり、自分を責めて追い込んだりする傾向があります。大事な決断を出さないといけない場合など、翌朝クリアになった頭で考えるようにしましょう。
一晩経つだけで、昨夜はあんなに悩んでいた事が、大したことに思えなくなったりして、物事に対する考え方がガラリと変わったりするものです。

脳を冷やすと、すんなり眠りにつける

考え事をして眠れなくなるのは、脳の温度が高くなっている事も、理由のひとつです。脳の温度を冷やすことで、大脳の活動が納まり、速やかに眠れるようになります。

脳は、他の臓器と違い、周囲に筋肉や脂肪が少ないです。温めたり冷やしたりしやすい場所ですから、眠れなくなった夜は、凍らせたタオルや、柔らかい保冷剤などを枕に敷いて、脳の温度を下げることが効果的です。

保冷剤

ポイントは、冷やす場所です。耳から上の頭を冷やすようにしましょう。首の辺りは呼吸中枢などがあり、冷えると活動が低下して危険です。また、冷やすと脳が覚醒する反応が起こります。

必ず、枕の上半分くらいのところに冷やすものを置くようにすると良いでしょう。

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