強い眠気の原因 – 昼間からこんなに眠いのはなぜ?

午前中や昼間から激しい眠気に襲われるという症状を訴えている方は、夜間の睡眠に何かしらの原因がある場合がほとんどです。

ごく稀に、夜間の睡眠とは全く関係なく、午前中や昼間に強い眠気を感じる病気もありますが、これは少し稀な例と言えます。

強い眠気

強い眠気の原因と、治し方は?

まず、稀な例として挙げられるのが、ナルコレプシー症候群です。これは、眠気がとても強く、異常と分かるレベルです。この症状の場合、すぐに一般的な過眠症の症状とは異なるという事が分かるはずです。

さらに、ナルコレプシーにはこの病気特有の症状があります。

笑い、喜び、怒りなどの感情が誘因となる情動脱力発作(カタプレキシー)を伴う患者も多い。
入眠時に金縛り・幻覚・幻聴の症状が発生する。更に夜間はレム睡眠とノンレム睡眠の切り替わりで中途覚醒を起こすため、目は覚めても体を動かそうとすると脳の一部が眠っているために、金縛りを体験することになる。
夢を見る回数が増える。ほとんどが悪夢で、現実とリアルな夢の境目が分からずにうなされる場合が多い。

出展:「Wikipedia:ナルコレプシー」

このように、過眠症の中でもナルコレプシーは特異的な症状が多いです。眠気の強さも、昼間からまるで失神するかのように強い眠気に襲われるわけですから、ナルコレプシーと分かりやすいです。

ナルコレプシーの場合、治療は専門の病院で、薬物による治療が一般的です。
原因についてははっきりと特定できていない事も多いですが、神経伝達物質のひとつである、オレキシンの欠乏が考えられています。

この病気を自分で治そうとしても難しいですから、症状が思い当たる方は、必ず専門の病院で薬物治療を受けるようにしましょう。

一般的に起こる、強い眠気の原因

ナルコレプシー以外にも、強い眠気や過眠の原因はいくつかの種類があります。次に挙げるのは、特に肥満体型の方や、上顎が小さい方に多い過眠症の原因です。

睡眠無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる睡眠障害は、眠っている間に呼吸が停止する事によって、夜間の眠りが阻害されている事が原因としてあげられます。
この場合、本人は眠っているつもりでいても、呼吸が停止することによって脳はその都度覚醒しているわけです。当然、トータルで見た睡眠時間は極端に少なくなります。

この病気に気付くためには、家族の協力も必要です。夜中の大きないびきや、眠っている時に突然息が止まっているような場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性が濃厚です。
睡眠時無呼吸症候群は、呼吸器系の病院や、咽頭科で検査や治療を行っている病気です。

また、おそらく朝方や昼間に強い眠気を感じる、最も多い原因が、夜間の眠りの質の低下や睡眠時間の不足によるものです。

睡眠時間が足りていない!

夜型の生活や、睡眠時間を削ることが当たり前となっている現代ですが、一般的には理想の睡眠時間は7時間以上と考えられています。人によって適切な睡眠時間には差があり、7時間の睡眠時間では足りないという方もいます。

朝や昼間に異常な眠気を感じるようであれば、睡眠時間が足りていない可能性が十分に考えられます。

睡眠のリズムがずれている

中には、睡眠時間が足りないのではなく、睡眠のリズムがずれてしまっている場合もあります。これは、夜の時間はあまり眠くならないのに、朝や日中に強い眠気を感じる症状が該当します。
現代人に最も多い睡眠障害の症状と言っても過言ではありません。

詳細は、概日リズム睡眠障害のページで解説していますが、生活習慣に深く根ざした睡眠障害のため、治療も難しく、時間がかかるのが普通です。

根本的には、規則正しい生活、朝方の生活を根気よく続けるしかありませんが、基本的な部分を理解せずに実行しても、ほとんど効果がありません。
また、睡眠薬は対処療法的に眠ることはできますが、根本治療には不向きです。副作用や依存性の問題があり、おすすめできる治療法ではありません。

この問題の根本治療には、睡眠衛生指導の知識を身につけ、自ら実践する必要があります。詳細は以下の知識にまとめていますので、参考にされてみてください。

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