出張になると寝れない.. 外泊で寝れない時の対処法

仕事の出張になると、必ず寝つきが悪くなる、という方がいます。
ビジネスホテルなどに入ると、どうも落ち着かない。リラックスできないという事が大きな原因になっているようです。
また、家族との旅行や、仕事以外での外泊では眠れるのに、仕事での外泊になるとどうも寝つきが悪くなってしまい、眠れないという人もいます。

いずれにしても、これらに共通していることは、満足にリラックスできない環境に身を置くと、落ち着かずに眠れないという、プレッシャーによるものがほとんどです。

出張になると寝れない

出張・外泊になると寝れない..

元も子もないことを言ってしまうようですが、外泊時に寝れないという方は、少し神経質な気質の方が多いようです。普段は眠れているわけですから、ひどい不眠症というわけではありません。

出張中は、移動やストレスのかかる場面が多くあります。
「しっかり眠らなければ、明日の仕事に差し支える..」こうした不安が少しでもあると、その事が起因し、逆に眠れなくなってしまうのです。

この点は、精神生理性不眠症と同じ原理です。
同じような事は、仕事の出張に限らず、次の日に重要な会議がある早く起きて出勤しなければいけないというような、プレッシャーがかかる場面でも起こり得ることです。

眠れない本当の原因

少し話が横道に逸れますが、不眠症に悩む方の場合、実はこれとは逆の現象が起きることが多いようです。
どういうことかと言うと、「自宅では眠れないのだけれど、外出すると不思議と眠れる」という症状です。

この場合も、根本的な原理は精神生理性不眠症と変わりません。
家では、「布団に入ると眠れない」という意識が焼き付いてしまっているのです。しかし、外泊となると環境が変わることにより、「眠れない」という精神的な呪縛(プレッシャー)から解放されるのです。

出張になると、決まって眠れないという方は「出張になると眠れない」という、暗黙のプレッシャーに睨まれてしまっているのかもしれません。

出張で眠れない、対策方法は?

原因はなんとなく理解できても、対策方法は難しいものがあります。
インターネットを検索してみると、「普段使っている枕を持っていく」「リラックスできるアロマを炊いてみる」など、一時的な対処方法がいくつか見当たりました。

確かに、根本的な対策は、出張先のホテルで普段通り(できれば普段以上に)リラックスできる環境を作り出すことが、とても重要です。

その為に、小さなスピーカーを持って行き、リラックスできるお気に入りの音楽をかけてみたり、アロマテラピーを炊いてみる。お風呂では、好きな入浴剤を使ってみるというのもひとつの方法でしょう。

しかし、こうしたリラックス法が全く通用しないという状況であれば、やはり出張の時などのために、睡眠導入剤を処方してもらうのが、一番効き目があります。
最近では、寝つきをよくするために、ごく短時間だけ作用する睡眠導入剤があります。こうしたものは、内科などでも処方してもらえます。

短期間の使用に留めるのなら、依存性はほとんどなく、安全性も高いものです。
ただし、出張から帰った後も、なんとなく飲み続けてしまったり、ストレスがかかる度に服用しているようでは、すぐに癖になってしまいます。その点だけは重々に注意してください。

また、最近では自然な成分だけで作られた、睡眠の質を高めるサプリメントも販売されています。
不眠の症状がそこまで酷くないという方は、出張や外泊時の数日前から、こうしたサプリメントを飲んでみると良いでしょう。

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