疲れているのに眠れない?本当は、疲れているから眠れない
「疲れているのになかなか眠れない」ということはありませんか?
でも、実は疲れているからこそ眠れないのかもしれません。
「疲れているから」眠れない理由
「泥のように眠る」という言葉がありますが、これは「正体もなく眠り込む様」のことです。疲れ切っていたり、酔っぱらって、ちょっとやそっとじゃ目が覚めそうにない状態を形容する時に使いますね。
このような言葉があることから考えても、身体が疲れていると必然的に眠くなると思うのが普通でしょう。もちろん、睡眠は身体と脳の疲れを癒すためのものですから、疲れによって眠くなることはあります。
しかし、これはあくまでも肉体的な「心地よい疲れ」の場合の話です。
疲れにも色々あって、精神的に疲労してしまっている場合は、かえって眠れなくなることもあるのです。むしろ、現代人に多い不眠症の原因は、「心の疲れ」つまり「ストレス」であることが非常に多いのです。
ストレスが脳を覚醒させている
私たちは、日々ストレスにさらされています。ストレスがあると、そのストレスに対抗しようとして、脳が覚醒して、神経が昂り身体が緊張状態になります。このような状態が続けば、当然、神経も身体も疲れます。このようなストレスによる疲れは、脳を常に覚醒状態にし、いつまで経っても眠りにつく準備が整いません。
肉体的な疲労は、大きくなると眠りを誘発しますが、残念ながら、このような精神的な疲れがいくら大きくなっても、余計に不眠の症状がひどくなるだけなのです。
このような不眠に陥っている場合は、まずはストレスを取り除くこと、取り除くことが難しいならなるべく避けることが大切でしょう。
とは言え、人・社会とのつながりがある以上、日々のストレスから解放されることはたやすいことではないでしょう。そのためにも、自分に合ったストレス発散法を見つけましょう。
生活習慣の改善がカギ
もし、ストレス発散だけで眠れるようになれば、言うことはありません。もっと良いのは、生活習慣を改善するです。
夜は遅くまでダラダラ起きていて、休みの日は遅くまでダラダラ寝ている。運動不足で暴飲暴食してしまう。こんな生活では、睡眠だけでなく、身体のあちこちに不調を来たしてしまうでしょう。心にも影響が及ぶ可能性もあります。
もし疲れの原因がストレスにあるなら、ぜひ試してみて下さい。